「引っ越しをしたら、会社に伝える必要はあるの?」
「会社で手続きすることを知りたい」
こんにちは!単身赴任パパこと”ヒロセユウヤ“です。
引っ越しをしたときには、役所や電気、水道、ガスなどの手続きだけでなく、会社に新しい住所を伝えることも忘れてはいけません。
会社に住所が変わったことを伝えないと、通勤手当や住宅手当が受け取れなかったり、税金が正しく治められなかったりするおそれが・・・。
また就業規則で住所変更が義務付けられている会社だと、厳しく注意されるかもしれません。
このページでは引っ越し後に会社での住所変更の手続きや、どうして住所を伝えなければいけないのかなどを詳しく解説します。
会社でも住所変更の手続きを忘れないように!
引っ越しをしたときに必要となる手続きは役所関連のものだけではありません。
会社に勤めている方や公務員の方は、引っ越しをしたタイミングで、勤め先での住所変更の手続きをする必要があるんです。
会社で住所変更をしなければいけない理由は、以下のものに関係してくるから。
- 通勤手当
- 税金の納付
- 社会保険(健康保険)
- 確定拠出年金
このような手当・制度は会社側で管理をしています。
そのため、引っ越しをしたタイミングで勤め先に新しい住所を伝えて、登録されている住所を変更する必要があるんです♪
会社によっては就業規則で「住所に変更が生じたときには、速やかに届け出るように」と決められていることもあり、規則に従わないと処分を受けることも。
処分自体はそれほど重いものにはならないかと思いますが、社内での評判・評価が下がってしまうこともあるので気をつけてくださいね。
新しい住所を伝えずに、交通費などを不正に受け取っていると、会社側から厳しい処罰を受ける可能性もあるので要注意!
引っ越しをしたら、上司と担当部署に報告を
では、会社での住所変更はどうすれば良いのか?
実は会社に登録されている住所変更はとっても簡単で、担当部署(人事部や総務部など)や担当者に「引っ越したので住所変更をお願いします」と伝えるだけです。
手続きをするための概要は以下の通り。
対象 |
---|
会社に勤めている方全員 |
手続きをする場所 |
各会社の担当部署・担当者 |
手続き方法 |
直接手続きのみ |
提出期限 |
引越した後、できるだけ早く |
必要書類 |
会社指定の申請書類(会社による) |
このような方法で住所変更ができますが、会社によっては指定の書類を記入して、担当部署に提出しなければいけないケースもあります。
書類は担当部署でもらえることもあれば、社内の共有サーバーに置かれていることもあるなど、あなたの勤め先によって異なるので要注意。
また、会社によっては新しい住所が記載されている書類(住民票や運転免許証など)の提出を求められることもありますので、事前に担当部署に確認してくださいね。
この手続きをすれば、あとは担当部署の方が通勤手当や税金の納付、社会保険(健康保険)など、住所変更が必要な手続きを代わりに行ってくれますよ♪
なお、住所が変わったことは、一応、上司にも伝えておくべきです。
新しい住所を伝えないことで大きなトラブルが起こることはありませんが、社会人のマナーとして、上司にだけは引っ越したことを伝えておくのが適切。
「どうしても伝えたくない・・・」という場合を除いては、上司にも引っ越したことを一言伝えておくようにしてくださいね。
上司に住所を伝える必要はありませんが、引っ越したことだけは念のため伝えておくことをオススメしますよ。
手続きを忘れるとどうなるのか?
「会社での住所変更って面倒臭いな・・・」
「新しい住所を会社に伝えなくても問題ないんじゃないの?」
このように自分のプライベートな情報を会社に伝えたくない方もいるかもしれません。
しかし、会社に新しい住所を伝えないのはダメ!
というのも会社は次の3つの理由から、あなたの住所を把握しておく必要があるんです。
税金や社会保険などの業務を行うため
会社はあなたの税金(住民税・所得税など)や、社会保険の管理・支払いをしてくれています。住所変更をしなければ、正しく納税されなかったり、健康保険が利用できなくなったりするおそれが生じてしまうんです。
通勤手当を正しく支給するため
引っ越したことで会社までの交通費が変わるケースも多いはず。交通費が高くなると通勤手当では足りず、あなたが損をすることに。逆に安くなった場合は、不当にお金を受け取ることになるので、会社から返金を求められたり、処分を受けたりすることも・・・。
災害時などに安否確認をするため
大きな災害が起きた場合や、無断欠勤が続いてしまった場合に、住所変更がされていないと安否確認ができません。会社によっては災害などで通勤時にケガをした場合、見舞金が支給されることもありますが、住所変更をしていないと支給されないこともあります。
このような理由から、就業規則のなかに「引っ越した場合には、速やかに住所変更を届け出ること」などが記載されている会社もあるんですよ。
特に住民税は、住んでいる地域(自治体)に対して会社から支払われることになるため、住所変更をしていないと未納という扱いになってしまいます。
未納の状態が続くと、催促・督促状が届くだけでなく、最悪の場合、あなたの給料や預金口座が差し押さえられることも・・・。
税金をきちんと納めることは社会のルールですので、必ず守ってください。
また、意図的に住所変更をせずに、通勤手当を不当に受け取っていると会社から処分を受けることもありえます。
「注意されるだけなら・・・」と考えるかもしれませんが、会社や上司の評判が下がってしまうと昇給や昇進にも関わってくるので気をつけてくださいね。
以上のような理由から、会社での住所変更は必ず行うべきなんです!
住所変更をしていないことは、会社にバレてしまう・・・
「でも、引っ越したことって会社にバレないよね?」
残念ながら、、、引っ越して住所が変わったことは、いつか会社にバレます(涙)
というのも、会社は毎年、年末調整(従業員が納付する所得税の計算)を行いますが、このときに「扶養控除申請書」という書類を書かなければいけません。
この書類には住所を記入する欄があるので、ここでバレる可能性があるんです。
また病院などで治療を受けたときには、社会保険事務所から「医療費明細」が自宅に送られますが、この書類をあなたが受け取れなければ、差出人(社会保険事務所)に返送されるようになっています。
書類を届けることができなければ、社会保険事務所は会社にあなたの住所を確認するので、このタイミングでバレてしまう可能性が高いんです。
このような理由から、会社に住所変更があったことを伝えていなくても、いつかはバレてしまう・・・。
基本的には、新しい住所を隠しておく必要はないと思いますので、できるだけ早く会社には新しい住所を伝えることをオススメします。
このページのおさらい♪
このページでは、引っ越した後に会社で住所変更をする方法と注意点を解説しました。いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをおさらいすると、、、
- 引っ越し後には、会社に住所変更を伝えること
- 手続きは担当部署に住所変更を伝えるor書類を提出すればOK
- 住所変更は税金・社会保険・通勤手当などに関わる
- 住所が変わったことは、いつか会社にバレてしまう
このようなポイントを知っておいてください。
正直、わざわざ会社に引っ越したことを伝えたり、住所変更の手続きをしたりするのは面倒に感じるかもしれません。
ただ、会社はあなたの住所をもとに住民税・所得税の納税や、社会保険の申請、通勤手当の支給などをしてくれます。
そのため、会社での住所変更をしていないと、後々でトラブルの原因になることも・・・。
手続き自体は、担当部署に新しい住所を伝えるだけと、とっても簡単にできることなので、引っ越しをしたら、すぐに手続きをすることをオススメしますよ!