「どうやってレンタカーで引っ越せば良いの?」
「引っ越すときに借りるべき車種と料金が知りたい」
「本当に安く引っ越せるの?」
一人暮らしの引っ越しだと、業者にお願いするのではなく、レンタカーを借りて自力で荷物を運ぼうと考える方も多いのはないでしょうか。
こんにちは!単身赴任パパの“ヒロセユウヤ”です。
私も過去に2度、レンタカーを使って引っ越した経験があります♪
レンタカーを利用すると、業者を使うよりも安く引っ越せるだけでなく、あなたの好きなタイミングで引っ越せるというメリットがあるんです。
ただ、あなたの引っ越し内容(荷物量・移動距離)によってはレンタカーよりも、業者にお願いした方が安くなるケースも・・・。
そもそも初めてレンタカーで引っ越す方だと、どのような車種を借りれば、引っ越しができるかも悩みますよね?
このページではレンタカーで引っ越す方法、選ぶべき車種、実際にかかる料金などを解説します。ぜひ参考にしてくださいね♪
レンタカーで引っ越しをするメリット・デメリット
まずはレンタカーで引っ越しをするメリット・デメリットを簡単に解説します。
レンタカーで引っ越すメリットは以下の通り。
レンタカーで引っ越すメリット
- 引っ越し代を節約できる
- 特に短・中距離の引っ越しでは低コスト
- 時期によって、料金が大きく変わらない
- 何度かに分けて荷物を運ぶことも可能
- 自分の好きな日時・時間で引っ越せる
- 友達と遊び感覚で引っ越せる
このようにレンタカーでの引っ越しには、引っ越し業者を利用するよりも低コストかつ、自由度が高いというメリットがあります。
私も大学生の時に、友達に手伝ってもらってレンタカーで引っ越したことがあります。みんなでワイワイ楽しみながら引越しできるのも1つのメリットです♪
次にレンタカーで引っ越しをするデメリットについて。
具体的には以下の通り。
レンタカーで引っ越すデメリット
- 遠距離の引っ越しだと、業者より料金が高くなることがある
- 荷物を運ぶ体力的な負担が大きい
- 荷物によっては他の人の協力が必要
- 梱包資材を自分で用意しなければいけない
- 賃貸物件の壁や床を傷つけたときの補償がない
- 荷物を破損したときも自己責任
- 運転に慣れていないと事故を起こす可能性も・・・
- 引っ越し後にはレンタカーを返却しなければいけない
このように安く引っ越しができる分、自分でやらなければいけないことが多いのはデメリットと言えますね。
特にレンタカーでの引っ越しでは、自分で荷物を運ばないといけないだけでなく、部屋や荷物に傷がついたときも自己責任となってしまうので要注意!
また、遠距離の引っ越しだと、引っ越し業者を利用した方が、コストを安く抑えられることもあるんですよ。
あなたの引っ越し内容(荷物量・移動距離)によっては、レンタカーで引っ越した方が、料金が高くなる可能性があります!
紹介したメリット・デメリットを踏まえると、レンタカーでの引っ越しは以下のような方にオススメです。
- ある程度の荷物があり、できるだけ安く引っ越したい方
- 移動するのが短・中距離の方
- 自分の好きなタイミングで引っ越したい方
このような方はレンタカーでの引っ越しを前向きに検討することをオススメします(他の方法との比較については後述します)。
レンタカーで引っ越すときの流れ
では、レンタカーで引っ越すときには、どのような流れで進めていけば良いのか?
具体的には以下の通りです。
- 荷物の大きさ・量を確認する
運びたい荷物のサイズ・量によって、どの車種をレンタルするかも変わります。荷物量を踏まえて、友達に協力をお願いするのであれば、すぐに連絡して予定を抑えよう。 - 最適なサイズのレンタカーを予約する
荷物を1回で載せられるサイズの車を予約してください。事前に予約しておかないと、希望する車をレンタルできない可能性がありますよ。 - レンタカーを借りに行く
引っ越し当日にレンタカー会社に訪問してください。レンタルする時には運転する方の運転免許証が必要となるので忘れずに(ここまでには荷造りを終わらせておこう)! - 新居に荷物を運ぶ
荷物の搬出・搬入を行ってください。現住居や新居の壁や床などを傷つけると、弁償しなければいけないので細心の注意を払って荷物を運んでください。 - レンタカーを返す
引っ越しが終わったらレンタカーを返却して終わりです。返却時間が遅れると追加料金が発生します。また返却する前にはガソリンを満タンにすることを忘れずに。
このような流れで進めていくことを知っておいてくださいね。
特に大事なのは「事前にレンタカーを予約しておく」ということ。
レンタカー会社は営業所ごとに、レンタルできる車種が異なるので、いきなり訪問しても、希望する車種を借りられない可能性があるんです。
また土日・祝日には予約が集中することもあるので、事前に予約をしておくことをオススメしますよ(特に3〜4月の引っ越し繁忙期は必須!)。
できれば、引っ越しの1〜2週間前にはレンタカーを予約するのがオススメです!
友達に協力をお願いするのであれば、レンタカーを予約する前に、スケジュールが空いているか確認しておいてくださいね♪
なお、レンタカーを予約するときには、原則クレジットカードで事前に支払うケースが多いことも知っておいてくださいね。
引っ越しで役立つレンタカーの選び方
ここで気になるのが「レンタカーで引っ越すときには、どの車種を選べば良いのか?」ということではないでしょうか?
レンタルする車種は「あなたの運びたい荷物量・サイズがどれくらいになるのか?」を考えて、選ぶことをオススメします。
具体的に、一人暮らしの引っ越しで利用されることが多いのが次の4つ。
タイプ | 車種 | 運べる荷物量 |
---|---|---|
小型バン | エブリイ・N-VANなど | 小 |
軽トラック | キャリィ・ピクシストラックなど | 中 |
大型バン | ハイエース・キャラバンなど | 大 |
2tトラック | アルミバン2トン・エルフなど | 特大 |
この4つのタイプは荷物を運ぶのに十分なサイズがあるのと同時に、間口も広いので荷物の積み込み・積み下ろしがしやすいのが特徴です。
では、それぞれの車種の特徴と、どれくらいの荷物量が運べるのかを解説しますね。
小型バン(荷物量:小)
運ぶ荷物量が少ない方は「小型バン」を選ぶのがオススメ(ライトバン・軽バンなどとも呼ばれます)!
小型バンの特徴をまとめたのが以下の表です。
車種例 | エブリイ・N-VAN・ハイゼット・ビクシスなど |
---|---|
運転資格 | 普通自動車免許でOK |
荷台サイズ (横×縦×高さ) |
1.24m × 1.7m × 1.2m ※サイズはエブリイ(スズキ)を参照 |
荷物量の目安 | 薄型テレビ(20インチ前後)×1台 洗濯機 小×1台 電子レンジ×1台 布団×1式 ダンボール(120サイズ)×10個 |
料金相場 | 6時間:4,000円〜6,000円 12時間:4,500円〜7,000円 24時間:5,000円〜8,000円 |
このようにコンパクトなサイズの車種になっています。
レンタカーで引っ越しをするときには軽トラックをイメージしている方もいるかもしれませんが、荷物量が少ないのであれば、小型バンを選ぶのもあり!
大きな家具・家電などは積めませんが、荷物がダンボール・布団・小さな家具・家電レベルであれば、小型バンでも十分引っ越すことは可能です♪
また小型バンはサイズも小さく、小回りもきくので、普段からあまり運転に慣れていない方でも、扱いやすいことも特徴と言えますね。
新居に隣接する道幅が狭くても、小型バンであれば、ほぼ問題なく通り抜けられるはずですよ!
軽トラック(荷物量:中)
小型の家具・家電を含めて、ある程度の荷物がある方には小型バンよりも少しだけ大きい「軽トラック」がオススメ!
軽トラックの特徴をまとめたのが以下の表です。
車種例 | キャリィ・ピクシストラック・ハイゼットなど |
---|---|
運転資格 | 普通自動車免許でOK ※オートマ限定だとマニュアル車は運転不可 |
荷台サイズ (横×縦×高さ) |
1.41m × 1.94m × − ※高さは幌を付けた場合は130cmほど ※サイズはキャリィ(スズキ)を参照 |
荷物量の目安 | 荷物量の目安 薄型テレビ(20インチ前後)×1台 洗濯機(130cm未満)×1台 冷蔵庫 小(100~199L)×1台 布団×1式 電子レンジ×1台 カラーボックス×1個 ダンボール(120サイズ)×10個 |
料金相場 | 6時間:4,000円〜6,000円 12時間:4,500円〜7,000円 24時間:5,000円〜8,000円 |
このように一人暮らしで最も利用されることが多いのが、軽トラックです。
私も過去にレンタカーで引っ越したときには軽トラックを利用しました♪
軽トラックは、小型バンよりもサイズが一回り大きいので、小型の冷蔵庫や洗濯機、テーブル、カラーボックスなども一緒に運ぶことができます。
荷台には若干高さがあるので、積み込み・積み下ろしをするときには、1人が荷台に上がり、もう1人が下から支えて積み込むのがオススメ。
車体の大きさは普通自動車よりも小さいので、小回りもききますし、ハイエースなどでは駐車がしにくい狭い場所でも、車を停めやすいですよ♪
なお、軽トラックは屋根がないので、荷物にシートやロープ、幌(ほろ)などを付けて、荷物が落ちないようにする必要があります。
特に雨が降ってしまうと荷物が濡れてしまうので、予約する前にはレンタカー会社に幌(ほろ)を借りられるのかの確認を忘れないように!
大型バン(荷物量:大)
家具・家電など荷物量が多いのであれば、ハイエースなどの大型バンがオススメ!
大型バンの特徴をまとめたのが以下の表です。
車種例 | ハイエース・キャラバンなど |
---|---|
運転資格 | 普通自動車免許でOK |
荷台サイズ (横×縦×高さ) |
1.545m × 3.00m × 1.335m ※サイズはハイエースバン(荷室(6人乗り/2列目シート折りたたみ時))を参照 |
荷物量の目安 | 薄型テレビ(20インチ前後)×1台 洗濯機(130cm未満)×1台 冷蔵庫 小(100~199L)×1台 テレビ台×1台 電子レンジ×1台 布団×1式 カラーBOX×3個 シングルベッド×1台 デスクトップパソコン×1台 ダンボール(120サイズ)×10個 |
料金相場 | 6時間:6,000円〜10,000円 12時間:7,000円〜14,000円 24時間:8,500円〜16,000円 |
このように軽トラックよりも、さらに一回り大きいサイズになっているので、ある程度の家具・家電が揃っている方向けと言えます。
他の荷物との兼ね合いも合いますが「分解できるベッド」「セミダブルサイズのマットレス」「自転車」なども運ぶことができるサイズです。
また、サイズは大きいですが、軽トラックよりも荷台の高さは低いので、荷物の積み込み・積み下ろしがしやすいことが特徴(屋根付きなので雨風でも大丈夫)!
実際に一人暮らしの引っ越しでは、ハイエースを利用している引っ越し業者もいますよ♪
ワンルーム〜1DKほどの間取りに住んでいる方であれば、よっぽど大きな家具・家電がない限りは、大型バンで十分です!
ただし、サイズは大きいですが高さは130cmほどなので、それ以上の高さがある冷蔵庫などは載せられません(冷蔵庫は寝かして積み込むと、故障の原因となるので避けるべき)。
なお、どうしてもハイエースに乗らないサイズの家具・家電がある場合は、ヤマトホームコンビニエンス の「らくらく家財宅急便」で、その荷物だけ送るのもありですよ(詳しくは後述します)♪
2tトラック(荷物量:特大)
最後に、荷物量がかなり多い方や、ベッドや棚などを解体せずに持っていきたい方は「2tトラック」を利用するのがオススメ!
2tトラックには「2tショート」と「2tロング」の2種類があり、運びたい荷物量によって、選ぶべき車種が変わります。
具体的に「2tショート」と「2tロング」の特徴をまとめたのが以下の表です。
◎2tショートの特徴
車種例 | エルフ(R-Dクラス)・アルミバン2トンなど |
---|---|
運転資格 | 2017年3月11日まで→普通自動車免許でOK ※オートマ限定だとマニュアル車は運転不可 2017年3月12日以降→準中型免許が必要 |
荷台サイズ (横×縦×高さ) |
1.77m × 3.15m × 1.845m ※サイズはエルフ(R-Dクラス)を参照 |
荷物量の目安 | 薄型テレビ(37インチ前後)×1台 DVD・BDレコーダー×1台 洗濯機×1台 冷蔵庫 中(200〜299L)×1台 電子レンジ エアコン×1台 テレビ台×1台 電子レンジ×1台 布団×1式 掃除機×1台 デスクトップパソコン×1台 プリンター×1台 セミダブルベッド×1台 2人掛けソファ×1台 小さなテーブル×1台 収納ダンス×1台 ハンガーラック×1台 カラーボックス×1台 6畳用のカーペット×1台 ダンボール(120サイズ)×20個 |
料金相場 | 6時間:9,000円〜13,000円 12時間:10,000円〜16,000円 24時間:12,000円〜20,000円 |
◎2tロングの特徴
車種例 | エルフ(R-Eクラス)・アルミバン2トンロング・など |
---|---|
運転資格 | 2017年3月11日まで→普通自動車免許でOK ※オートマ限定だとマニュアル車は運転不可 2017年3月12日以降→準中型免許が必要 |
荷台サイズ (横×縦×高さ) |
2.08m × 4.495m × 2.07m ※サイズはエルフ(R-Eクラス)を参照 |
荷物量の目安 | 薄型テレビ(40インチ前後)×1台 DVD・BDレコーダー×1台 洗濯機×1台 冷蔵庫 大(300〜499L)×1台 エアコン×1台 テレビ台×1台 電子レンジ×1台 布団×1式 掃除機×1台 デスクトップパソコン×1台 プリンター×1台 ダブルベッド×1台 2人掛けソファ×1台 中サイズのテーブル×1台 収納ダンス×1台 ハンガーラック×1台 カラーボックス×1台 8畳用のカーペット×1台 ダンボール(140サイズ)×10個 ダンボール(120サイズ)×20個 自転車×1台 |
料金相場 | 6時間:10,000円〜16,000円 12時間:11,000円〜20,000円 24時間:13,500円〜24,000円 |
このように2tショート・2tロングはかなりサイズが大きいので、一人暮らしのほぼ全ての荷物を運ぶことができます。
逆に大きすぎるので、荷物を積み込むときには、隙間が空いて荷崩れが起こらないように気をつけることが大切。
荷崩れを防ぐために「ラッシングベルト」という荷物を固定するベルトを、レンタカー会社から借りられるかを確認しておくのがオススメです。
どうすれば安全に運べるかを考えて積み込まないと、移動中に荷物が動いて、壊れてしまうおそれがあるので要注意!
また、2tショート・ロングの形状には「平ボディ(屋根や壁がない)」「幌付き(上部・サイドが布で覆われている)」「バン/有蓋車(箱型)」の3つがあります。
引っ越しには「バン/有蓋車(箱型)」を選ぶと、雨が降ったり、風が強かったりしても、安全に運ぶことができるのでオススメですよ。
なお、2tトラックで荷物を運ぶときには、現住居・新居の側の道幅にも気をつけておく必要があります。
2tトラックの横幅は1.7〜2.1mほどですが、家の側の道幅が狭いと、引っ越し作業中に路駐することができず、近くの駐車場にトラックを停めなければいけません。
当然、その駐車場まで重い荷物を運んでいなければいけないので、かなりの負担に・・・。
「家の側の道幅がどれくらいなのか?」「2tトラックを停めても迷惑がかからないか?」を確認したうえで、レンタルするかを決めてくださいね。
1LDK以上の部屋に住んでいる方には2tトラックがオススメ。ただ、運転する時の安全性なども考えて、利用するかを決めてください。
軽トラック・2tトラックは運転できるかの確認を忘れずに!
これまでに紹介した4つの車種(小型バン・軽トラック・大型バン・2tトラック)は、基本的に普通自動車免許で運転することができます。
ただし!軽トラックと2tトラックを借りるときには、次の2つに気をつけてください。
- 免許がオートマ(AT)限定ではないか?
最近はオートマのトラックも増えてきましたが、それでも、まだまだマニュアル(MT)車の方が多いです。あなたの免許がオートマ限定の場合、予約するレンタカー会社(営業所)にオートマのトラックがなければ、利用することはできませんよ。 - 免許取得日によっては2tトラックが運転できない
普通運転免許をいつ取得したかによって、2tトラックの運転資格があるかが異なります。具体的には2017年3月12日以降に免許を取得した方だと、2tトラックは運転できないので要注意です!
このように普通運転免許を持っていても、軽トラックや2tトラックを運転できない可能性があります。
万が一、運転できない場合には、小型バンや大型バンを利用するか、引っ越し業者にお願いするかを検討して下さいね。
当然、運転資格がない方には、レンタカー会社は車を貸してくれません!予約をする前には、必ず運転資格があるかの確認を忘れずに!
レンタカーの利用でかかる費用をまとめてみた
「レンタカーで引っ越すと、お金はいくらかかるの?」
「レンタル料以外でかかる費用があるなら知りたい。。。」
このようにレンタカーを利用して引っ越すときには、何にどれくらいの費用がかかるのか気になる方も多いはず。
具体的には以下の費用がかかります。
- レンタカーの基本料金(レンタル料、ガソリン代)
- オプション料金(免責補償料金、乗り捨て料、台車代など)
- その他(梱包資材・高速道路代・友人へのお礼など)
このようにレンタカー代だけでなく、オプションや梱包資材(ダンボールなど)の費用も発生することがあります。
参考として、近・中距離の引っ越しをするときに、どれくらいの費用がかかるのかを計算しました。
まずは近距離(東京都新宿区/高田馬場→世田谷区/三軒茶屋)で軽トラックを6時間借りたときの料金目安は以下の通り。
近距離(東京都新宿区/高田馬場→世田谷区/三軒茶屋)の引っ越し
区分 | 支払い項目 | 金額(税込) |
---|---|---|
基本料金 | レンタル料(軽トラック/6時間) | 5,500円 |
ガソリン代 | 150円 | |
オプション料金 | 免責補償料金 | 1,100円 |
乗り捨て料金 | 0円 | |
カーナビ代 | 0円 | |
台車のレンタル代 | 1,100円 | |
幌(ほろ)のレンタル代 | 550円 | |
スタッドレスタイヤ代 | 0円 | |
その他 費用 | 梱包資材代 | 3,000円 |
高速道路代 | 0円 | |
友人へのお礼/食事代(1人分) | 1,500円 | |
合計→ | 12,900円 |
続いて中距離(東京都新宿区/高田馬場→神奈川県小田原市)でハイエースを12時間借りたときの料金目安は以下の通り。
中距離(東京都新宿区/高田馬場→神奈川県小田原市)の引っ越し
区分 | 支払い項目 | 金額 |
---|---|---|
基本料金 | レンタル料(ハイエース/12時間) | 9,900円 |
ガソリン代 | 1,215円 | |
オプション料金 | 免責補償料金 | 1,100円 |
乗り捨て料金 | 11,000円 | |
カーナビ代 | 0円 | |
台車のレンタル代 | 1,100円 | |
幌(ほろ)のレンタル代 | 0円 | |
スタッドレスタイヤ代 | 0円 | |
その他 費用 | 梱包資材代 | 3,500円 |
高速道路代(ETC利用) | 2,300円 | |
友人へのお礼/食事代+交通費(1人分) | 4,000円 | |
合計→ | 34,115円 |
あくまでも概算での金額ですが、これくらいの料金はかかります。
当然、自動車をレンタルする時間や移動する距離、オプションの有無などによって、料金は大きく変わることも知っておいてくださいね。
コストを抑えたいのであれば、自分の引っ越し内容ではどれくらいの費用がかかるのかを事前に計算しておくのが大切ですよ♪
では、ここからはそれぞれの費用について詳しく解説します。
レンタカーの基本料金
まずレンタカーの基本料金として、次の2つの費用が発生します。
- レンタル料
- ガソリン代
どちらも、レンタカーを利用するときには必ず発生する費用です。
それぞれを詳しく解説していきますね。
レンタカー料
まずはレンタカーのレンタル料がかかります。
レンタル料は、レンタルする会社・車種・時間によって大きく異なります。
具体的な料金をまとめたのが次の表です。
◯小型バン(ライトバン)
レンタカー会社 | 6時間料金 | 12時間料金 | 24時間料金 | 延長料金 (1時間あたり) |
---|---|---|---|---|
ジャパンレンタカー | 3,600円 | 3,900円 | 4,800円 | 400円 |
ニコニコレンタカー | 4,510円 | 5,500円 | 6,820円 | 2,310円 |
トヨタレンタカー | 5,500円 | 5,500円 | 7,150円 | 1,100円 |
ニッポンレンタカー | 5,500円 | 6,600円 | 7,700円 | 1,100円 |
◯軽トラック
レンタカー会社 | 6時間料金 | 12時間料金 | 24時間料金 | 延長料金 (1時間あたり) |
---|---|---|---|---|
ジャパンレンタカー | 3,600円 | 3,900円 | 4,800円 | 400円 |
ニコニコレンタカー | 4,510円 | 5,500円 | 6,820円 | 2,310円 |
トヨタレンタカー | 5,500円 | 6,600円 | 8,800円 | 1,100円 |
ニッポンレンタカー | 5,500円 | 6,600円 | 7,700円 | 1,100円 |
◯大型バン(ハイエース)
レンタカー会社 | 6時間料金 | 12時間料金 | 24時間料金 | 延長料金 (1時間あたり) |
---|---|---|---|---|
ジャパンレンタカー | 6,000円 | 6,800円 | 8,500円 | 800円 |
ニコニコレンタカー | 7,370円 | 8,800円 | 11,220円 | 3,740円 |
トヨタレンタカー | 9,900円 | 12,650円 | 14,850円 | 2,220円 |
ニッポンレンタカー | 7,150円 | 9,900円 | 11,550円 | 1,320円 |
◯2tトラック(ショート)
レンタカー会社 | 6時間料金 | 12時間料金 | 24時間料金 | 延長料金 (1時間あたり) |
---|---|---|---|---|
トヨタレンタカー | 7,700円 | 10,450円 | 13,200円 | 1,650円 |
ジャパンレンタカー | 9,800円 | 10,800円 | 13,500円 | 1,200円 |
ニッポンレンタカー | 12,650円 | 15,950円 | 19,800円 | 2,200円 |
◯2tトラック(ロング)
レンタカー会社 | 6時間料金 | 12時間料金 | 24時間料金 | 延長料金(1時間あたり) |
---|---|---|---|---|
ジャパンレンタカー | 7,800円 | 8,800円 | 10,800円 | 1,000円 |
トヨタレンタカー | 11,000円 | 14,300円 | 17,600円 | 2,200円 |
ニッポンレンタカー | 15,400円 | 19,800円 | 24,200円 | 2,750円 |
このように借りる会社・車種・時間によって料金は異なります。
なお、レンタカー会社は料金の安さも大事ですが、営業所までのアクセスのしやすさも大事。住んでいる場所の最寄りのレンタカー会社を選ぶのがオススメですよ!
近距離の引っ越しでは、返却のしやすさを考えて、新居から近いレンタカー会社で借りるのもあり!
ガソリン代
レンタカーはガソリンを満タンにして返却をすることになります。
そのため、返却する前に最寄りのガソリンスタンドで給油する必要があることを知っておいてください(レンタカー会社によってはガソリンスタンドの指定があるケースも)。
具体的にハイエースの燃費を10km/Lとして、ガソリン代が135円/Lだったときの料金目安は以下の通り。
○走行距離ごとのガソリン代の目安
走行距離 | ガソリン代 |
---|---|
10㎞ | 135円 |
20㎞ | 270円 |
30㎞ | 405円 |
40㎞ | 540円 |
50㎞ | 675円 |
60㎞ | 810円 |
70㎞ | 945円 |
80㎞ | 1,080円 |
90㎞ | 1,215円 |
100㎞ | 1,350円 |
このように移動する距離によって、ガソリン代は異なるんです。
燃費は積んでいる荷物の重さ、道の混み具合などでも変わります。細かく計算するのは難しいので、ざっくりとした料金を知っておけばOK♪
ちなみに、ガソリンを満タンにしないで返却した場合は、走行距離などをもとにレンタカー会社から費用を請求されます。
レンタカー会社は独自の価格設定でガソリン代を請求してくるので、通常よりも割高になるケースが多い・・・。
あとは、レンタルする車種によって給油すべきガソリンの種類も異なるので、くれぐれも間違えないように気をつけてくださいね(レンタカー会社が教えてくれるので安心を)。
オプション料金
レンタカーを借りるときには、オプション料金がかかるケースも多いです。
代表的なオプションサービスが以下の6つ。
- 免責補償料金
- 乗り捨てサービス(ワンウェイ・レンタル)料金
- カーナビ代
- 台車のレンタル代
- 幌(ほろ)のレンタル代
- スタッドレスタイヤ代
これらのオプション料金が発生するのは、あくまでもサービスを利用したときだけ。
できるだけコストを安く抑えたい方は、オプションサービスを利用しなければ、追加料金は発生しません。
ただし!乗り捨て料や台車・幌のレンタル代など、レンタカーで引っ越すときにはかなり役立つオプションサービスもあります。
そこで、それぞれのオプションサービスの内容と料金相場を以下を解説するので、利用するか参考にしてくださいね♪
免責補償料金
まず「免責補償料金」について解説します。
このサービスは、レンタカーの自動車保険を適用させるために支払う「免責額」を免除(無料)にするためのオプションサービスのこと(正式名称を「車両・対物事故免責額補償制度」と言います)。
免責補償額の料金は1,000円〜2,000円ほどがかかりますが、管理人的には、このオプションサービスには加入することをオススメします!
そもそも、レンタル料金のなかには、レンタカー会社が用意している「自動車保険料」が含まれているのが一般的です。
具体的にレンタカー会社で加入する自動車保険の補償内容は以下の通り。
○自動車保険の補償内容
補償内容 | 補償対象 | 補償額 | 免責額 |
---|---|---|---|
対人補償 | 怪我をさせた相手 | 無制限 | なし |
対物補償 | 破損した物品 | 2,000万円~無制限 | 5〜10万円 |
車両補償 | 破損したレンタカー | 車両の時価額 | 5〜10万円 |
人身傷害補償 | 怪我をしたレンタカーの搭乗者 | 最大3,000万円 | なし |
※自動車保険の補償内容は利用するレンタカー会社に確認を。
このような自動車保険を利用することができますが、対物・車両補償については、保険を適用させるためには、免責額をあなたが負担しなければいけないんです。
事故などを起こしたときに、免責額を支払えば、ある程度の金額を補償してもらえるのは助かりますが、それでも5〜10万円の免責額は痛手のはず・・・。
ただでさえ、事故を起こして傷心したところに、追加で5〜10万円を支払わなければいけないのは、かなりキツイですよね・・・。
そのようなときに「車両・対物事故免責額補償制度(CDW)」に加入しておくことで、免責額を0円にすることができるというわけです。
具体的にレンタカー会社ごとの車両・対物事故免責額補償制度の料金は以下の通り。
○車両・対物事故免責額補償制度の料金
レンタカー会社 | 料金/24時間 |
---|---|
ジャパンレンタカー | 600円〜900円 |
ニコニコレンタカー | 1,100円 |
ニッポンレンタカー | 1,100円~2,200円 |
トヨタレンタカー | 1,100円~2,200円 |
オリックスレンタカー | 1,100円~2,200円 |
日産レンタカー | 1,320円~2,200円 |
※レンタルする車種によって料金は異なります。
万が一、事故を起こしたときの出費を考えると、免責補償料金のオプションサービスには加入しておくのがオススメですよ!
乗り捨てサービス(ワンウェイ・レンタル)料金
次に「乗り捨てサービス(ワンウェイ・レンタル)」の料金について。
このオプションサービスは「レンタカーを借りた営業所ではなく、他の指定した営業所に返却できるようにするサービス」のこと。
レンタカーで引っ越すときには、利用する方がかなり多いサービスなんです。
例えば、現住所(東京都新宿区)から新居(千葉県浦安市)にレンタカーで引っ越す場合、荷物を運んだあとに新宿のレンタカー会社まで戻るのはかなり大変・・・。
荷物の積み下ろしで疲れた状態のまま、返却のためにレンタカーを運転すると、事故が起こる可能性も高くなりますからね。
このようなときに、乗り捨てサービスを利用すれば、浦安市に近いレンタカー会社の営業所にレンタカーを返却すればOKとなるわけです。
特に県外への移動となる中・長距離の引っ越しでは、乗り捨てサービスで新居から近い営業所に返却できるようにするのがオススメ♪
なお、この乗り捨てサービスにかかる料金は、レンタカー会社の店舗間(借りた営業所〜返却する営業所)の距離によって異なります。
例えば、ニッポンレンタカーでの価格設定は以下の通り。
○ニッポンレンタカーの乗り捨て料金
小型バン・軽トラックなど | 大型バン・2tトラック | |
---|---|---|
20kmまで | 無料 | 無料 |
30kmまで | 2,640円 | 3,300円 |
40kmまで | 3,520円 | 4,400円 |
50kmまで | 4,400円 | 5,500円 |
60kmまで | 5,280円 | 6,600円 |
70kmまで | 6,160円 | 7,700円 |
80kmまで | 7,040円 | 8,800円 |
90kmまで | 7,920円 | 9,900円 |
100kmまで | 8,800円 | 11,000円 |
以降10kmごと | 880円 | 1,100円 |
※空港の営業所など特別な場所への乗り捨ては追加料金が発生することもあります。
参考として、東京都新宿区(高田馬場店)で借りて、他の営業所に返却したときの料金は以下の通りです。
乗り捨て場所 | 移動距離 | 小型バン・軽トラック | 大型バン・2tトラック |
---|---|---|---|
東京都杉並区役所前 | 7.8km | 0円 | 0円 |
東京都町田駅前 | 21.7km | 2,640円 | 3,300円 |
千葉県浦安 | 26.6km | 2,640円 | 3,300円 |
東京都調布 | 42.5km | 4,400円 | 5,500円 |
神奈川県小田原駅新幹線口 | 84.0km | 8,800円 | 11,000円 |
静岡県静岡駅南口 | 182.2km | 16,720円 | 20,900円 |
愛知県名古屋駅桜通 | 348.6km | 31,680円 | 39,600円 |
大阪府大阪梅田 | 503.5km | 44,800円 | 56,100円 |
このように返却する場所によって、料金が異なることを知っておいてくださいね。
50kmを超えると結構な費用になりますが、借りた営業所までの高速代、ガソリン代、新居に再び戻る交通費を考えると、乗り捨てサービスを利用することをオススメしますよ!
カーナビ代
レンタカーで引っ越すときには「カーナビ」は必須アイテムです。
特に初めて新居の周りに車で行く場合、道に迷わないためだけでなく、一方通行の道などに入らないためにもカーナビがあるとかなり便利!
このカーナビですが、最近のレンタカー会社では標準装備になっていることが多いです。
代表的なレンタカー会社のカーナビ装備状況は以下の通り。
レンタカー会社 | 装備状況 |
---|---|
ニッポンレンタカー | 標準装備(軽トラック・2tトラックは事前予約が必要) |
トヨタレンタカー | 標準装備(軽トラック・2tトラックは営業所によっては付いていないことも) |
オリックスレンタカー | 全車標準装備 |
日産レンタカー | 標準装備(軽トラック・2tトラックは営業所によっては付いていないことも) |
ジャパンレンタカー | 全車標準装備 |
このようにレンタカー会社によっては標準装備となっていたり、事前申込みをすることでカーナビが付いている車を借りられたりします。
ただ、一部の車種・営業所によってはカーナビが付いていないこともあるので、事前に確認しておくのがオススメです!
特に軽トラックや2tトラックは、カーナビが付いている車数に限りがあるので、事前の確認・予約は忘れずに!
また格安レンタカー会社などではカーナビが付いておらず、オプションサービスになるケースが多いです。
代表的な格安レンタカー会社のレンタル料は以下の通り。
レンタカー会社 | 料金/24時間 |
---|---|
ニコニコレンタカー | 550円 |
ガッツレンタカー | 550円 |
バリューレンタカー | 550円 |
ワンズレンタカー | 550円 |
このように格安レンタカー会社では、カーナビのレンタル料が追加で発生するケースが多いことを知っておいてくださいね。
4-2-4.台車のレンタル代
レンタカーで引っ越すときには、荷物を運ぶために「台車」を利用するのがオススメ!
特に大きな家具・家電を運んだり、ダンボール数が多かったり、少人数で作業をしたりするときには、台車が大活躍しますよ♪
この台車もレンタカー会社でオプションサービスとしてレンタルが可能です。
各レンタカー会社のレンタル料金は以下の通り。
レンタカー会社 | 料金/24時間 |
---|---|
ジャパンレンタカー | 要問い合わせ |
ニコニコレンタカー | 要問い合わせ |
ニッポンレンタカー | 1,100円 |
トヨタレンタカー | 550円 |
オリックスレンタカー | 1,100円 |
日産レンタカー | 770円 |
このように台550円〜1,100円(税込)ほどで台車を借りられるので、スムーズに引っ越しを終わらすためにも、借りることをオススメしますよ。
手持ちで運ぶのと、台車を使うのとでは作業負担に雲泥の差があります!私が引っ越したときにも、かなり便利でした♪
幌(ほろ)のレンタル代
軽トラックや箱型ではない2tトラックを使うときには、幌(ほろ)も借りるべきです。
幌とは雨風や砂ぼこりなどを防ぐために、車両を覆うための防水布のこと。
先ほどもお伝えしましたが、屋根・壁がないトラックを利用するときには、幌がなければ、荷物が落ちやすく、大変危険です。
また引っ越し日に雨が降ったとしても、荷物を濡らさずに運ぶことができるので、ほぼ必須アイテムだと考えておくことをオススメします。
幌はレンタカー会社によっては標準装備になっていることもありますが、基本的にはオプションサービスだと考えておくべき。
各レンタカー会社のレンタル料金は以下の通り。
レンタカー会社 | 料金/24時間 | |
---|---|---|
ジャパンレンタカー | 要問い合わせ | |
ニコニコレンタカー | 要問い合わせ | |
ニッポンレンタカー | 軽トラック | 550円 |
2tトラック | 1,100円 | |
トヨタレンタカー | 1,100円 | |
オリックスレンタカー | 軽トラック | 1,100円 |
2tトラック | 2,200円 | |
日産レンタカー | 1,650円 |
このようにレンタカー会社・車種によって、料金のばらつきはありますが、基本的には利用することをオススメしますよ!
幌を利用しないときでも、荷物を固定できる「ラッシングベルト」だけは借りて、荷崩れをしないようにするべきですよ。
スタッドレスタイヤ代
雪が降る時期などに引っ越す場合は、路面の凍結に備えて、スタッドレスタイヤをレンタルすることも検討してください。
特に天気予報で前日〜当日にかけて雪が降ることがわかっている場合には、スタッドレスタイヤを利用するのがオススメ。
またレンタカー会社によっては、降雪地域の営業所に乗り捨てをする場合、スタッドレスタイヤのレンタルが必須となっているケースもありますよ。
具体的に、各レンタカー会社のレンタル料は以下の通り。
レンタカー会社 | 料金/24時間 |
---|---|
ジャパンレンタカー | 要問い合わせ |
ニコニコレンタカー | 要問い合わせ |
ニッポンレンタカー | 3,300円 |
トヨタレンタカー | 2,200〜3,300円 |
オリックスレンタカー | 2,200円 |
日産レンタカー | 1,650円 |
そこそこのレンタル料はかかってしまいますが、安全に運転をするためにも、スタッドレスタイヤは必要です。
ちなみに寒い地域については、特定の時期だけスタッドレスタイヤが標準装備となっているケースもあります。事前にレンタカー会社に確認しておくことをオススメします♪
なお、スタッドレスタイヤを利用するときには、事前予約が必要です。
当日に希望しても、利用できないケースもあるので気をつけてくださいね。
凍結した路面では、重い荷物を積んだ車は、かなりスリップしやすいです。運転するときにはくれぐれも注意を!
以上が引っ越しでレンタカーを利用するときに発生しやすいオプション料金です。
レンタカーを借りるときには、どのオプションサービスを利用して、いくら料金がかかるのかも計算しておくことをオススメしますよ!
次の章では、レンタカー会社に支払う費用以外でかかるコストを解説しますね。
その他、引っ越しにかかる料金
レンタカーを利用して引っ越すときには、レンタカー会社に支払う費用以外でも、お金がかかってくるケースもあります。
具体的には以下の3つです。
- 梱包資材代
- 高速道路代
- 友人へのお礼
それぞれについて簡単に解説をしますね。
梱包資材代
レンタカーで引っ越すときには、荷造りに必要な梱包資材・アイテムを、自分で用意しなければいけません。
具体的にあると便利な梱包資材・アイテムは以下の通り。
梱包資材・アイテム | 料金の目安 |
---|---|
ダンボール | 2,000〜3,000円 |
ガムテープ・布テープ | 200円 |
はさみ・カッター | 200円 |
ビニールテープ | 100円 |
マジック | 100円 |
ゴミ袋 | 200円 |
新聞紙 | 100円 |
軍手 | 100円 |
ドライバーセット | 500円 |
布団圧縮袋 | 1,000円 |
荷造りをするときには、これらの梱包資材・アイテムが必要となります。
もちろん、全ての梱包資材・アイテムを用意する必要はありませんし、すでに持っているものはコストもかかりませんけどね。
なかでも、特にお金がかかるのがダンボールです。
一人暮らしの引っ越しではMサイズのダンボールを10〜15個ほど利用することになるので、購入すると2,000〜3,000円ほどのコストがかかります。
もちろん、スーパーや家電量販店などで譲ってもらえば、無料で用意すること可能。
ただ、スーパーや家電量販店のダンボールは、形やサイズがバラバラで使いづらいので、スムーズに荷造りをしたいのであれば、購入するのがオススメですよ。
なお、引っ越しで利用するダンボールのサイズ・個数・用意する方法は以下のページで詳しく解説しているので参考にしてください。
高速道路代
次に中・長距離の引っ越しで、高速道路を利用するときには「高速道路代」がかかることも忘れてはいけません。
例えば、東京の高田馬場(新宿区)から、高速道路を利用して移動したときの料金目安は以下の通りです。
目的地 | 通常 | ETC利用 |
---|---|---|
大宮駅 | 1,320円 | 920円 |
横浜駅 | 1,320円 | 1,320円 |
静岡駅 | 5,620円 | 4,780円 |
仙台駅 | 8,870円 | 8,390円 |
名古屋駅 | 9,310円 | 8,470円 |
京都駅 | 11,620円 | 10,780円 |
新大阪駅 | 12,420円 | 11,580円 |
※ETCを利用すると移動距離・時間に応じて料金が安くなります。
このように移動する場所に応じて、高速道路代は異なります。
ETCの車載器(カードをセットする機械)が標準装備となっているレンタカー会社が多いです。ETCカードを用意しておけば、高速代を節約できますよ!
ちなみに、コストを抑えるために、高速道路を利用せず、下道で移動するのもあり!
ただ、その場合には「レンタル時間が長くなって損をしないか?」「作業が押して、延滞料金が発生する可能性はないか?」も考えておいてください。
コストを抑えようと高速道路を使わなかった結果、作業が間に合わず、延滞料金が発生して損をした・・・となっては最悪ですからね。
友人へのお礼
レンタカーで引っ越すときには、友人に協力してもらうことも多いはず。
小型のテレビや冷蔵庫、洗濯機であっても、1人で運ぶのは大変ですからね。。。誰かに協力してもらった方がスムーズ作業できますよ♪
友人に協力をしてもらったときには、何かお礼をするのがオススメです。
あなたのために時間を割き、大変な作業をしてくれていますからね。少なくともランチや夕飯などをごちそうするのがマナーと考えておくべきです。
・・・とは言え、めちゃくちゃ高級な食事や、プレゼントを用意しなければいけないわけではなく、1人1,000〜1,500円ほども出せば十分(関係性にも寄りますが)!
あとは新居でピザやお寿司などの出前を取るのもありです。
ちょっとの気遣いで、お互い気持ちよく作業ができるので、必要経費として、友人へのお礼代がかかると考えておくことをオススメします。
あなたの家に来るまでに結構な交通費(電車賃など)がかかっている場合は、その分も考慮してあげるのが親切ですよ♪
以上がレンタカー会社に支払う費用以外で発生するコストです。
レンタカーで引っ越しをするときには「レンタカーの基本料金」「オプション料金」「その他費用」として、ある程度の費用がかかります。
「レンタカーだと安く引っ越せる♪」と甘く考えていると、実際にレンタカーを借りたときに「ゲッ!?引っ越し業者とほとんど変わらないじゃん・・・」となることも。
ですので、あなたの引っ越し内容(荷物量・移動距離)を踏まえ、レンタカーを利用するときには、以下の表に金額を入れて、費用を計算してみてくださいね。
上記の表に合わせて費用を計算し、引っ越し業者よりも安くなりそうであれば、レンタカーで引っ越すことをオススメしますよ!
キャンセル料のルールも知っておこう!
ここでレンタカーのキャンセル料についても解説しておきます。
レンタカーを予約していたにも関わらず、止むを得ず、キャンセルをする必要が出たときには、キャンセル料が発生することがあるんです。
具体的に、代表的なレンタカー会社では以下のように設定されています。
タイミング | キャンセル料 | 上限額 |
---|---|---|
乗車日の7日前まで | 無料 | 6,600円(税込) |
乗車日の6日前〜3日前まで | 基本料金の20% | |
乗車日の2日前〜前日まで | 基本料金の30% | |
乗車日の当日まで | 基本料金の50% |
このような設定になっている会社が多いです(ニッポン・トヨタ・日産・オリックスレンタカーは上記表と同じ、ニコニコレンタカーは上限額が4,300円です)。
例えば、ニッポンレンタカーでハイエース(D-Bクラス)を12時間借りる予定だったが、2日前にキャンセルした場合は、、、
9,900円(基本料金)×30%=2,970円
ということになるわけです。
ただ、なかには上記表とは設定が異なる会社もあるかもしれませんので、予約したタイミングでキャンセル料を確認しておくことをオススメしますよ。
どうしてもキャンセルをする場合には、できるだけ早くレンタカー会社に連絡をすることが大切です!
ちなみに、事前にクレジットカードで料金を支払っていた場合は、支払額からキャンセル料が差し引かれた金額が返金される or 決済が取り消しになりキャンセル料だけが引き落としされます。
カード会社の処理タイミングによって、対応が若干変わることだけは知っておいてくださいね。
レンタカーで荷物を運ぶときの8つの注意点
これまでにレンタカーで引っ越すときの流れ・車種の選び方・料金などを解説しましたが、イメージはできましたか?
では、ここからはレンタカーで荷物を運ぶときに気をつけるべきことを解説します。
具体的には以下の8つです。
大型の家具・家電は最後に詰め込む
荷台にはダンボールや小さな家具・家電を先に入れて、最後に大型の家具・家電を積むのがオススメ。そうすることで、新居では大型の家具・家電から搬入できますよ。
重く硬い荷物を下に、軽く柔らかい荷物は上に置く
荷物を積み上げるときには、重く硬いものを下にするのが鉄則。万が一、荷崩れしたときにも、軽くて柔らかいものが上にあれば、荷物が壊れずに済みます。
バックミラーは必ず見えるようにしておく
荷物を積み上げるときには、高さにも要注意!車のバックミラーが見えなくなるのは、法律的にNGです。当然、事故を起こす可能性も高まります。。。
運転中に荷物が動かないように固定する
運転中に急ブレーキをかけても荷物が動かない、落ちないことを意識して積み込みを。幌が付いていないトラックでは、専用のロープやベルトで荷物を必ず固定しよう。
冷蔵庫を横にしての運搬はNG
冷蔵庫は絶対横に寝かして運んではいけません。故障の原因になるだけでなく、最悪の場合、修理すらもできなくなる恐れも。冷蔵庫を立てて積めるサイズのレンタカーを借りてください。
賃貸物件を破損させると弁償することに・・・
荷物を運んでいるときに、賃貸物件の壁や床を傷つけたり、穴を開けたりすると、自分で弁償しなければいけません。くれぐれも荷物を運ぶときには慎重に!
駐車する場所にも気を付けよう!
レンタカーを路駐するときには、他の車が通れるだけのスペースが空いているかを必ず確認してください。道をふさいでしまうと、かなりの近所迷惑になりますよ。
近所の人への挨拶と配慮
荷物の搬出・搬入時には、近所の人に「引っ越しのため、少しだけ騒がしくなるかもしれません」と一言挨拶をしておくと親切です。またアパートやマンションの共有スペースや通路などに、荷物を一時的に置くときも、邪魔にならないように配慮を。
以上のことに気をつけながら、レンタカーで荷物を運んでくださいね。
レンタカーでの引っ越しはすべて自己責任となります。モノや壁、床、レンタカーなどを壊したり、傷つけたりしないように要注意です!
引っ越し内容によっては他の方法も検討しよう
ここまで、ある程度の荷物があり、かつ近・中距離の引っ越しにはレンタカーが向いているということを解説しました。
ただし、あなたの引っ越し内容(荷物量・移動距離)によっては、他の引っ越し方法を選んだ方が、コストを安く抑えられるケースもあります。
具体的には以下の通り。
- 郵送(宅急便)・・・ダンボール数個だけの中・長距離の引っ越し
- 引っ越し業者・・・単身パックを利用した長距離の引っ越し
それぞれを簡単に解説しますね。
荷物量が少ない&中・長距離なら郵送(宅急便)でOK
まず、運びたい荷物がダンボール10個以下の場合には、郵送(宅急便)を利用することで、コストを抑えられるケースがあります。
例えば、東京から宅急便で荷物を送ったときのコストは以下の通り。
参照:ヤマト運輸(宅急便運賃一覧表:関東)より
このように近距離だとレンタカーの方が安くなりますが、中・長距離だと宅急便を使った方が、コストを抑えられるケースもあります。
特に実家から出て、初めて一人暮らしをする方だと「新居先で家具や家電を購入するので、運びたいのはちょっとした洋服などだけ・・・」という方もいるはず。
また単身赴任をする方や、寮暮らしをする学生さんも宅急便で荷物を運べば、安く引っ越すことができますよ♪
しかも、送りたい荷物は、宅急便会社に連絡すれば、取りにきてもらえるので、作業負担が少なく済むのもメリットですよ!
運びたい荷物量と、移動する距離によって、レンタカーとどちらが安くなるかを計算してください。
1〜2点の家具・家電を運ぶなら「らくらく家財宅急便」が便利
「基本的には、宅急便で運べる荷物量だけど、数個だけ運びたい家電や家具がある・・・」「冷蔵庫が重過ぎて運べない・・・」という方もいますよね?
そのような方はヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」がオススメです。
このサービスは家具・家電などを郵送してくれるサービスのこと。
1〜2点ほどの家具・家電を運びたいときや、自分たちの力で運ぶには大変な家具・家電があるときには、とっても便利なサービスになっています。
ダンボールや小さな荷物はレンタカーで、重い大型の家具・家電は「らくらく家財宅急便」で運ぶのもありですよ。
ちなみに、らくらく家財宅急便では、運んでもらう家具・家電と移動距離に応じて、料金は異なります。
例えば、東京から大阪まで荷物を運んでもらうときの料金は以下の通り。
このような料金になっていることを知っておいてください。
なお、らくらく家財宅急便にはサイズと重さに上限があり、オーバーすると追加料金が発生してしまいます。
かなり大きいサイズの家具・家電を運ぶときには、事前にサイズを測って、運んでもらうことができるかをヤマト運輸に確認しておくのがオススメですよ。
遠距離の引っ越しでは単身パックの方が安くなることも
ある程度の荷物があるのであれば、基本的にレンタカーを利用した方が、コストを安く抑えられます。
ただし、遠距離の引っ越しでは、引っ越し業者の「単身パック」を利用した方が、コストを安く抑えられるケースもあるんです。
単身パックとは、決められたサイズのコンテナボックスに荷物を積んで、他の人の荷物と一緒に運んでもらうサービスのこと。
単身での引っ越しにおいて、単身パックは人気のサービスです!
コンテナボックスのサイズは業者によって異なりますが、参考として日通の「単身パックS・L」では以下の荷物が運べます。
単身パックS | 単身パックL | |
---|---|---|
荷物量の目安 | ・冷蔵庫(2ドア・109リットル) ・薄型テレビ(20インチ) ・テレビ台(小) ・電子レンジ ・掃除機 ・カラーボックス(3段) ・姿見 ・布団 ・日通ダンボールMサイズ4個 |
・冷蔵庫(2ドア・109リットル) ・洗濯機(4キログラム) ・薄型テレビ(20インチ) ・テレビ台(小) ・電子レンジ ・掃除機 ・カラーボックス(3段) ・衣装ケース(39×53×23cm) ・姿見 ・布団 ・日通ダンボールMサイズ5個 |
このように軽トラック〜大型バン(ハイエースなど)ほどの荷物であれば、単身パックで運ぶことが可能です。
そして、この単身パックS・L(コンテナボックス1台)の料金目安は以下の通り。
移動先 | 料金 | |
---|---|---|
単身パックS | 単身パックL | |
東京−札幌 | 39,000円 | 46,000円 |
東京−仙台 | 24,000円 | 28,000円 |
東京−東京 | 18,000円 | 20,000円 |
東京−名古屋 | 24,000円 | 28,000円 |
東京−大阪 | 26,000円 | 31,000円 |
東京−広島 | 31,000円 | 37,000円 |
東京−福岡 | 35,000円 | 43,000円 |
大阪−札幌 | 44,000円 | 62,000円 |
大阪−仙台 | 31,000円 | 36,000円 |
大阪−名古屋 | 22,000円 | 25,000円 |
大阪−大阪 | 18,000円 | 20,000円 |
大阪−広島 | 24,000円 | 28,000円 |
大阪−福岡 | 27,000円 | 31,000円 |
このようにレンタカー代(レンタル料・ガソリン代・高速道路代・乗り捨て料など)を考えると、単身パックの方がコストを安くできるケースもあるんです。
日通の「単身パックS・L」は他の業者のサービスよりも安く、運べる荷物量も多いのでオススメ!
そのため、コンテナボックスに収まるだけの荷物で、長距離の引っ越しになる場合には、単身パックの利用を検討することをオススメしますよ♪
以上のことを踏まえて、レンタカーで引っ越すのか、他の方法(宅急便・単身パック)にするのかを決めてくださいね!
このページのおさらい♪
このページではレンタカーを利用して引っ越す方法を解説しました。いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをおさらいすると、、、
- 近・中距離の引っ越しでコストを抑えられる
- ただし、作業はすべて自分で行わなければいけない
- レンタカーの車種は「荷物量」と「運転資格」で決めること
- コストは「レンタル料」「オプション料金」「その他の費用」で決まる
- 荷物を積むときは、安全に運べるように工夫を
- 賃貸物件の壁や床などを傷つけると、弁償しなければいけない
- 荷物量が少ない場合は、宅急便で引っ越すのもあり
- 長距離の引っ越しでは単身パックの方が安くなることも
以上のポイントを知っておいてください。
一人暮らしをするときには、何かとお金がかかってしまうので、できるだけ安く引っ越したいと考える方も多いです。
そのようなときにレンタカーを利用して、自分で荷物を運べば、コストをグッと安く抑えることができます。
ただし、レンタカーで引っ越す場合、自分ですべての作業をやらないといけないだけでなく、荷物や賃貸物件などを傷つけたり、壊したりしても、完全に自己責任です・・・。
ですので、レンタカーで荷物を運ぶときには、くれぐれも慎重に作業をしてください♪
あとは、利用する車種によっては運べる荷物量だけでなく、料金も異なりますので、レンタカーの選び方にも十分気をつけるべきですよ!
あなたの引っ越しがスムーズに終わり、快適な一人暮らしをスタートできることを心から応援していますね!