「役所で住所変更をしたら、郵便物の送り先も変わるの?」
「郵便物の住所変更は、どうすれば良いのか知りたい」
こんにちは!単身赴任パパこと“ヒロセユウヤ”です。
引っ越すときには、市役所での手続きに注目しがちですが、郵便局に「転居届」を出すことも忘れてはいけません!
この手続きをすることで、引っ越した後でも、1年間は前に住んでいた家に届いた郵便物を、新居に転送してもらえます。
逆に、この手続きを忘れると、大事な郵便物が届かない・・・ということも。
このページでは郵便局での転居届の手続き方法を解説します♪
郵便局への転居届(転送サービス)を忘れないで!
一人暮らしのために引っ越すときには、郵便局で「転居届(転送サービス)」の手続きをしてください。
転居届の手続きをすることで、引っ越し後に、旧居(引っ越す前の家)に送られてしまった郵便物を、新居まで転送してもらえますよ。
手続きの概要をまとめたのが以下の表です。
対象 |
---|
引っ越しをする方全員 |
手続きをする場所 |
郵便局 or 郵便局のホームページ |
手続き方法 |
窓口:◯ 郵送:◯ インターネット:◯ |
代理人の手続き |
× |
提出期限 |
特になし(引っ越し日の1週間前までにできるとベスト) |
必要書類 |
■窓口で直接手続き ・転送届(郵便局にある) ・旧居の住所がわかる書類(運転免許証・パスポートなど) ・本人確認書類(運転免許証・パスポートなど) ■郵送で手続き ・転送届(郵便局にある) ■インターネットで手続き ・パソコン or スマホ ・携帯のメールアドレス |
このような手続き内容になっています。
ちなみに、郵便局に出す転居届は、同じ市区町村内で引っ越すときに役所でやる「転居届」とは別のもの!
役所と郵便局は情報共有をしていないので、役所で住所変更をしていても、郵便局側であなたの住所は変更されてないので気をつけてくださいね。
私の友人にも、役所で転入届をしたら、新しい住所に郵便物を送ってもらえると勘違いしていた人もいました(苦笑)
旧居から引っ越す日を考えて手続きを
この転居届(転送サービス)の手続きをするときには「転送開始希望日」を指定することになります。
転送開始希望日というのは「いつから郵便物を新居に届ければ良いのか?」ということなので、引っ越し日(旧居から出るタイミング)で申請するのがオススメです。
希望日を新居への入居日にすると、若干のタイムラグが生じてしまい、郵便物が旧居に送られてしまう可能性もあるので要注意!
転居届の手続きが完了すると、転送開始希望日から1年間は、旧居に届いたあなた宛の郵便物を、新居に転送してもらえるんですよ♪
ただし!転居届を出してから、実際の転送が始まるまでには3日〜1週間ほど時間がかかることもあります・・・。
ですので、転送開始希望日の1週間前には、手続きを済ませておくと良いですよ♪
転送希望日は旧居からの引っ越し日に!新居への入居日にしないように!
注意!転送してもらえるのは郵便局から送られてくるものだけ!
ここで1つ知っておいて欲しいのが「郵便局で転居届の手続きをして、新居に転送してもらえるのは、郵便局から送られるものだけ」ということ。
宅急便(ヤマト運輸や佐川急便)や、業者が直接配送してくれるものについては、郵便局へ転居届の手続きをしたとしても、新居に転送してもらえません。
例えば、宅急便にはネットショップのAmazonや楽天市場などで購入したものなどで、業者が直接配達してくれるのは、新聞や食材宅配サービス、生協(コープ)やヤクルトなどがあります。
ですので、郵便局への転居届とは別に、Amazonや楽天市場、新聞、食材宅配サービスなど、それぞれで登録している住所変更も忘れないようにしてくださいね!
また、引っ越し直前にAmazonなどのネットショップでは買い物をしない、業者が直接配達するサービスは引っ越しの2週間前には配送停止の連絡を入れることも、荷物が入れ違わないようにするには大事ですよ♪
転居届の手続きをする3つの方法
では、郵便局に転居届(転送サービス)の手続き方法を解説します。
具体的な方法は次の3つです。
- 窓口で直接手続きをする
- 郵送で手続きをする
- インターネット(e転居)で手続きをする
それぞれの方法を詳しく解説しますね。
郵便局の窓口で直接手続きをする
まずは「郵便局の窓口で直接手続きをする方法」です。
概要は以下の通り。
手続き場所 |
---|
郵便局(どこでもOK) ※営業時間に要注意! |
必要書類 |
・転居届(郵便局に置いてあります) ・本人確認書類(運転免許証・各種保険証など) ・旧住所を確認できる書類(運転免許証・マイナンバーカードなど) |
注意事項 |
手続きには10〜15分ほど時間がかかる |
郵便局に行くと「転居届」という書類が用意されています(以下の画像)。
<画像>
この書類に必要事項を記入して「本人確認書類」と「旧住所がわかる書類」を一緒に提出することで、手続きはできます。
ちなみに、運転免許証は本人確認書類としても、旧住所がわかる書類としても使えるので、持っている方にはオススメですよ!
手続き自体は、郵便局の混み具合にもよりますが10〜15分ほどで終わります。
基本的に郵便局の営業時間は平日9:00〜17:00なので、会社や自宅の近くに郵便局がある方は、お昼休みなどの空き時間に、サクッと手続きを済ませてくださいね♪
私は役所で転出届などの手続きをしに行ったタイミングで、郵便局にも行って、手続きをしていたことが多いですね〜
郵送で手続きをする
転居届は郵送でも手続きができます。
概要は以下の通り。
手続き場所 |
---|
最寄のポスト |
必要書類 |
転居届(郵便局にある) |
注意事項 |
・転居届に切手の貼付けや記入は不要 ・転居届は封筒に入れる必要もない |
このように転居届を送るだけで手続きをしてもらえます。
郵送で手続きをするときには、転居届を封筒に入れたり、切手を貼ったりする必要もありません。転居届をそのままポストに入れればOKです!
ただし、1つ注意して欲しいことがあります。
それが「郵送する転居届(書類)は、郵便局まで直接取りに行く必要がある」ということ。
残念なことに郵便局のホームページからダウンロードできないんです(涙)
ですので、時間に余裕がある方は、郵便局の窓口でサクッと手続きをした方が、効率が良いかもしれません。
郵便局が混んでいたり、どうしても窓口で手続きをする時間がなかったりするのであれば、郵送で手続きをするのもあり!という感じですね。
郵送で手続きをするのであれば、郵便局に直接行くか、インターネットから手続きをした方が効率が良いのでオススメです!
インターネット(e転居)で手続きをする
郵便局の転居届はインターネット(e転居)からも手続きができます。
概要は以下の通り。
手続き場所 |
---|
e転居(パソコン) / e転居(スマートフォン) |
必要書類 |
・パソコン or スマートフォン・携帯電話 ・メールアドレス |
注意事項 |
パソコンから手続きをする場合は、携帯のメールアドレスは使えない(パソコンアドレスのみ) |
このようにパソコンとスマホのどちらからでも手続きができます。
なお、パソコンから手続きをするときには、スマホ(携帯)のメールアドレスは登録できないので気をつけてくださいね。
市役所や区役所などで行う手続きとは異なり、郵便局の転居届はインターネット(e転居)からでも手続きをすることができるのはかなり便利♪
「どうしても忙しくて郵便局に行けない」「わざわざ郵便局まで行くのはちょっと・・・」という方は、インターネット(e転居)で手続きするのがオススメですよ。
e転居で手続きをした場合、転送開始に3日〜1週間ほど時間がかかるので、引っ越し直前ではなく、前もって手続きを!
以上の3つの方法で手続きが可能です。
ちなみに、転居届の手続きをしたときには、事実確認のために郵便局員が新旧の住所へ訪問することもあります(とはいえ、私は一度も経験はありませんが・・・)。
「いきなり、郵便局員が来た・・・」と驚かないように、あらかじめ知っておいてください。
転送されない郵送物もあるので要注意!
郵便局に転居届を出すと、引っ越し後、旧居に送られた郵便物が、新居まで転送してもらうことができます。
ただし、全ての郵便物が転送されるわけではありません。
郵便物のなかでも「転送不要」と表記がされている郵便物は、新居に転送されず、送り主へ返送されるようになっています。
具体的には以下のようなものです。
- クレジットカード
- キャッシュカード
- 健康保険証
- パスポートなど
- 税金や保険の納付書類
このような郵送物は防犯・個人情報保護などの理由から転送されません。
クレジットカードやキャッシュカードは、受け取るときにも本人確認資料(運転免許証など)を提示しなければいけないケースも多いですからね。
ですので、引っ越しのタイミングでクレジットカードを申し込んでいたり、銀行口座を開設してキャッシュカードを発行してもらっていたりする場合は要注意!
何日経っても郵便物が届かない場合は、発送元(カード会社や銀行など)に返送されてしまっている可能性がありますよ。
万が一、引っ越し前にクレジットカードなどを作ったのにも関わらず、何日経っても届かない場合は、発送元に確認の連絡を入れてくださいね。
転送状況を確認することもできる
「郵送物がきちんと届いているか確認できるの?」
「旧住所に送られていたら、どうしよう・・・」
このような場合には、郵便物の転送状況を確認してください。
転居届の手続きが完了した後には、転送状況をインターネット(郵便局のホームページ)で確認することが可能です。
郵便局のページで「転居届受付番号」を入力することで転送状況がわかります。
ちなみに、あなたの「転居届受付番号」は次の方法で知ることができます。
- インターネット(e転居)で手続きした場合
申込み時に登録したメールアドレス宛に送られてくる - 郵便局の窓口 or 郵送で手続きした場合
お客様控・記入要領の右上に記載されている
※注意:転居届の届出後6ヶ月以上経過したデータは、確認できません。
このように郵便物の転送状況を確認することになることもあるので、転居届受付番号が書かれたメールアドレスやお客様控えはなくさないように気をつけてくださいね。
このページのおさらい♪
このページでは郵便局への転居届の手続き方法を解説しました。いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをおさらいすると、、、
- 引っ越すときには郵便局に転居届の手続きを!
- 転居届では、旧居に届いたあなた宛の郵便物を新居に転送してくれる
- 転送開始希望日は、引っ越す日(旧居から退去する日)にしよう
- 転送開始希望日から1年間は転送してもらえる
- 手続きは窓口・郵送・インターネットからできる
- サクッと終わらせたいなら、インターネットでの手続きがオススメ
- 転用不要となっている郵便物は、新居に転送されない
- 転送状況は郵便局のホームページで確認できる
これらのことを知っておいてくださいね。
引っ越しをするときには、役所・役場での手続きばかり注目されがちですが、この郵便局への転居届の手続きも忘れてはいけません。
手続きを忘れてしまうと、あなた宛の郵便物が旧居に届けられてしまい、大事な書類が手元に届かない・・・というケースも出てきてしまうんです。
手続きは窓口・郵送・インターネットでサクッと行うことができるので、引っ越し日が決まったら、すぐにでも手続きを済ませてくださいね♪