「引っ越しのタイミングでいらないものを処分したい」
「家具や家電を捨てるときに気をつけるべきことは?」
こんにちは!単身赴任パパことヒロセユウヤです。
引っ越しのタイミングはいらない荷物を処分できる大チャンス!
新居に運ぶ荷物を減らせれば、荷造りの負担が減るだけでなく、引っ越し代も安く抑えられるので、このタイミングで不用品をガンガン処分するべきです。
ただ、処分する方法や注意点を知らないと、スムーズに進められなかったり、お金を損したりすることも(特に家具・家電・衣類・本類など)。
そこでこのページでは「不用品の処分方法と5つの注意点」を解説しますね。
不用品を処分する6つの方法
最初に不用品を処分する方法を紹介します。
具体的には以下の6つです。
- 自治体の回収を利用する
- フリマアプリやネットオークションで売る
- リサイクルショップへ持ちこむ
- 知人や友人に譲る
- 引越し業者に処分してもらう
- 民間の回収業者に依頼する
このような方法で不用品の処分が可能です。
ここから、それぞれの方法を簡単に紹介します。
処分方法によって、処分できる物やコストの有無などが変わりますよ〜
自治体の回収を利用する
まず王道と言えるのが「自治体の回収」を利用することです。
住んでいる地域(自治体)では決められた日に不燃・可燃・粗大ゴミを回収してくれるので、回収日に合わせて不用品を処分していきましょう。
簡単に言えば、普通にゴミの日に捨てる方法です(笑)
自治体のゴミの日に捨てるときに気をつけるべきことは次の4つ。
- 回収するタイミング
特に不燃・粗大ゴミは回収日が月に1〜2回しかない地域も多いです。また地域によっては、事前に自治体へ連絡する必要も。 - 一部の電化製品は捨てられない
テレビやエアコンなど一部の電化製品は捨てられません(後述します)。 - 粗大ゴミは処理券(シール)が必要
粗大ゴミを処分するためにはコンビニやスーパーで処理券を購入して、貼っておく必要があります(処理券は1点につき数百円から千円前後ほど) - ゴミ捨て場まで運ぶ必要がある
大きな家具・家電を指定のゴミ捨て場まで運ばないといけないので、力の弱い女性やご高齢の方にとっては少し大変です。
ほとんどの不用品をコストをかけずに処分できます。
荷造り・部屋の整理をゴミの日に合わせて進められるようにスケジュールを組むと良いですよ♪
ゴミ収集センターに持ち込んで処分することもできます。ただ、平日しか営業していないところが多いので、社会人には使い勝手は悪いですね。
フリマアプリやネットオークションで売る
最近はメルカリなどのフリマアプリや、ネットオークションを使って不用品を処分する方も増えていますね。
フリマアプリなどのメリットは、本来は捨てるはずのものをお金に換えられる点です。
引っ越しや新生活には何かとお金がかかるので、不用品を処分できて、お金も手に入るのは一石二鳥と言えますね。
なお、フリマアプリやネットオークションで不用品を処分するときには、次の4つに気をつけてください。
- 出品にも手間がかかる
売りたいものの写真を撮り、説明を書き、登録して、、、と販売の準備に手間がかかります(ここを適当にやると売れない)。 - 売れ残る商品もある
すべての商品が買われるわけではありません。売れ残った商品は他の方法で処分することになります。 - 発送に手間がかかる
買い取ってくれる人が見つかったら、商品の発送をしなければいけません。出品数が多いと、それだけ発送の手間もかかりますよ。 - トラブルが起こるケースも
商品の説明不足や、発送したときの状態が悪かったりするとトラブルになることも。丁寧な対応をすると、その分だけ負担も増えます(ウソの情報で販売するのは論外です)。
このようなことに気をつけることが大切ですよ♪
出品や発送に手間がかかるので、スケジュールに余裕をもって進めていきましょう!
リサイクルショップに買い取ってもらう
不用品をまとめて売りたい人や、フリマアプリなどが面倒な方にはリサイクルショップに買い取ってもらうのもオススメです。
セカンドストリートやブックオフなどのリサイクルショップに不用品を持ち込めば、査定をして、買い取ってもらえます。
商品によっては多少傷ついたり、壊れていたりするものでも買い取ってくれるのも特徴です。
リサイクルショップを利用するときの注意点は以下の3つです。
- お店まで運ばないといけない
基本的にはお店までの持ち込むことになるので、手間と負担はかかってしまいます。ただし、なかには自宅まで来てくれるお店もあるので、不用品が多いときは事前に確認を。 - 買い取ってくれないものもある
あまりにも状態が悪いと買い取ってもらえず、持ち帰りになるケースもあります(お金にはならないが引き取ってくれることもある)。 - 高値で買い取ってくれる可能性は低い
フリマアプリなどよりは値段がつかないことが多いので、あまり期待しすぎないように!
このようなことを確認・気をつけておくことが大切ですよ。
私も本やマンガ、洋服をブックオフに買い取ってもらった経験があります。読まない本はどんどん売っちゃいましょう♪
友人や知人に譲る
あなたがいらないなったものでも、知り合いの誰かが欲している可能性があります。
そのため不用品を処分する前に、友人や知人に聞いてみるのもありです。
最近だとSNSなどに不用品の写真をアップして、希望者がいないかを確認する人も結構いますよね。
なお、友人や知人に譲るときに注意することはほとんどないですが「送料はどちらが負担するか?」だけは事前に確認を。
着払いで送ったら、相手から文句を言われた・・・となってしまうのは悲しいですからね。
お金が絡むことは事前にしっかりと確認をしておくことをオススメしますよ。
最近は「ジモティ」などの近隣に住む人に譲るサービスもあります。知らない人とやり取りすることになるので、トラブルが起こらないように気をつければ便利なサービスですよ♪
引っ越し業者に処分してもらう
引っ越し業者のなかには、オプションのサービスとして不用品を処分してくれるところもあります。
引っ越し業者にお願いする場合、引っ越しの作業(荷物の搬出)と同じタイミングで不用品を引き取ってくれるので、余計な手間がかからず効率的です。
仕事などで忙しく、自治体のゴミ回収日に合わせて不用品を捨てられない方は、引っ越し業者にお願いするのもありと言えます。
不用品の処分をお願いするときの注意点は以下の3つです。
- お金がかかる
引っ越しのオプションサービスとして処分をお願いすることになるので、自治体のゴミ回収日に処分するよりもお金はかかります。 - 回収してくれない業者もある
全ての引っ越し業者が不用品の回収(処分)をしてくれるわけではありません。対応可能かは契約までに確認しておくのを忘れずに! - 処分してくれない物もある
回収してもらえないものが何かを事前に確認しておきましょう(例えば、家電であれば製造から5〜6年以内が目安で、それ以上は引き取ってくれない、など)。
引っ越し作業日に不用品を引き取ってはくれますが、そこそこの金額がかかってしまうのはデメリットです。
基本は自治体のゴミ収集日に捨ててしまい、自分では処分できない家具・家電はお願いするという方法でも良いかもしれませんね。
家具や家電を買い取ってくれる業者もあります。引っ越し日に査定してもらうので、査定額で足元も見られやすいですけどね・・・。
民間の不用品回収業者に依頼する
最後に民間の不用品回収業者を利用する方法があります。
不用品回収業者は、自宅まで査定&回収をしに来てくれるので、荷物を運び出す労力がかかりません。
また基本的にはいつでも査定&回収に来てくれるので、自治体の回収日に間に合わなかった場合でも、不用品を処分できます。
このような特徴から、不用品を急いで処分したい方や、大量に処分したいものがある方にはオススメの処分方法と言えるんです。
ただ、不用品回収業者を利用するときには次の2つに気をつけなければいけません。
- 結構なコストがかかる
臨機応変に対応してくれますが、その分だけコストがかかります。イメージとしては「不用品回収業者>引っ越し業者>>自治体の回収」という感じです。また業者によっては回収する物の数に関係なく「基本料金」がかかるところも。 - 悪質な違法業者もいる
「事前に聞いていた料金と全然違った」「トラックに積んだあとに法外な金額を請求された」などのトラブルに遭うケースも。「一般廃棄物収集運搬業」などの免許を持っているところを選ぶことが大切です(詳しくは後述します)。
この2つのポイントは必ず気をつけてくださいね。
ちなみに、不用品回収業者のなかには買い取りをしてくれるところもあります。
ただし、回収でも買い取りでも業者ごとに料金が大きく異なることも多いので、複数の業者から見積もりをとって、料金を比べることが大切ですよ!
不用品回収業者を利用して損をしたり、トラブルに遭ったりしないように、業者選びは慎重に行ってください。
便利だけど、コスト面やトラブルなど気をつけることも多いというわけですね。
処分方法の特徴をまとめてみた
ここまで解説した不用品の処分方法を以下の5つのポイントでまとめてみました。
比較ポイント | 説明 |
---|---|
コスト | 処分するのにかかる費用(送料なども含む) |
買取り | 買い取ってくれるか?金額はどれくらいプラスになりそうか? |
負担 | 処分できる場所や、買い取りしてもらえる場所まで持っていく負担。出品&発送にかかる作業の手間など。 |
使いやすや | 処分できるタイミングや、処分できないものがどれくらいあるか?など。 |
その他・注意点 | トラブルが起こりやすいか?やり取りに手間がかかるか?など。 |
この5つのポイントで処分方法をまとめたのが以下の表です。
コスト | 買取り | 作業負担 | 使いやすさ | その他 | |
---|---|---|---|---|---|
自治体の回収 | ○ | × | △ | × | ○ |
フリマアプリやネットオークション | ○ | ○ | × | △ | △ |
リサイクルショップ | ○ | △ | △ | △ | △ |
知人や友人に譲る | ○ | ー | △ | × | △ |
引越し業者 | △ | △ | ○ | ○ | △ |
民間の回収業者 | × | △ | ○ | ○ | × |
このようなポイントを踏まえて、どうやって不用品を処分していくかを考えていきましょう♪
それぞれ一長一短があるので、スムーズに処分できる方法を選ぶことをオススメしますよ。
不用品処分で外せない3つの注意点
不用品を処分するときに、これだけは絶対に注意すべきポイントがあります。
具体的には次の3つです。
- 家電リサイクル法は理解しておく
- 悪質な回収業者を利用しない
- 余裕のあるスケジュールを組む
それぞれについて簡単に解説しますね。
家電リサイクル法は理解しておく
電化製品のなかで「テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機」は、国が定めた「家電リサイクル法」で処分方法が決められています。
そのため、自治体の粗大ごみ回収では処分できず、購入したお店か買い替えをするお店に引き取ってもらう必要があるんです。
お店がわからなかったり、閉店したりしている場合は、住んでいる地域の役所に問い合わせてください。
処分するときにはリサイクル料と、引き取るための運搬手数料がかかります。
リサイクル料の目安は以下の通り。
品目 | 料金 |
---|---|
ブラウン管式テレビ(小) | 1,320円~ |
ブラウン管式テレビ(大) | 2,420円~ |
液晶・プラズマ式テレビ(小) | 1,870円~ |
液晶・プラズマ式テレビ(大) | 2,970円~ |
エアコン | 990円~ |
冷蔵庫・冷凍庫(小) | 3,740円~ |
冷蔵庫・冷凍庫(大) | 4,730円~ |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円~ |
※出典:一般財団法人家電製品協会「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」より
運搬手数料は引き取ってもらうお店によって値段が異なります。
また買い替えをする場合は、運搬手数料を値引きしてくれることもあるので、一度交渉してみるのがオススメですよ!
その他、パソコンや危険物の処分方法も特殊なので、事前に自治体に確認しておきましょう♪
悪質な回収業者を利用しない
民間の不用品回収業者のなかには、悪質・違法な業者も存在しているので注意が必要です。
実際に国民生活センターでは、次のような事例を紹介しています。
- 無料と言ったのに積み込み料を請求された
- 全部積み込んだあとに、追加料金を請求してきた
- 安価な定額パックを申し込んだはずが、作業終了後に高額な料金を請求された
- トラック詰め放題プランで依頼したが、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われた
このような被害が起こっており、2021年は消費生活センターなどに2,231件の相談が寄せられたそうです。
また、回収したものが不法投棄されたり、空き地で火事の原因になったりしたときには、あなたが責任を負わないといけない可能性も・・・。
特に引っ越しのタイミングだと「今、処分できないと困る」などの理由から、高額な請求をされても払うという選択をする方もいます。
ですが、悪質な業者は絶対に使うべきではありません!
そのためにも業者を選ぶときは、次の2点には特に気をつけてください。
- 正規の業者を選ぶ
不用品回収には、廃棄物処理法に基づく「一般廃棄物処理業の許可(一般廃棄物収集運搬業の免許)」か「市区町村からの委託」が必要です。産業廃棄物処理業の許可のみの業者や、無許可の業者とのトラブルが多いので、正しい免許があるかは必ず確認をしてください。 - 積み込む前に見積もりをもらう
悪質な業者はトラックに荷物を積み込んだ後に、追加で料金を請求してくることも多いそうです。積み込む前に見積もりをもらって、これ以上の請求がないかを必ず確認することをオススメします。プリンターがないので後日送る・・・などという業者には要注意!
このようなことに注意して、悪質な業者に騙されないようにしてくださいね。
一般廃棄物処理業の許可を得ているかは市区町村のホームページからも確認できますよ。
余裕のあるスケジュールを組む
不用品を処分するときには、余裕を持って進めていくことが大切です。
スケジュールに余裕があれば、フリマアプリやリサイクルショップなどで不用品をお金に換えてから、本当に不要なものだけを自治体のゴミ回収日に処分できます。
逆に計画を立てずに、処分がギリギリになったり、当日まで処分できていないと、引っ越し代をムダに支払うことになることも・・・。
最悪の場合、処分できていない焦りから悪質な不用品回収業者に騙されて、法外な金額を支払うことにもなりかねません。
こうした事態を避けるためにも、まずは「自治体の粗大ゴミ回収日はいつなのか?」を把握した上で、そこまでにどうやって不用品を処分していくのかのスケジュールを組むことをオススメします。
効率良く不用品を処分して、コストを抑えながら引っ越すためにも、余裕のあるスケジュールで準備を進めていってくださいね。
このページのおさらい♪
今回は「引っ越すときの不用品の処分方法と注意点」を解説しました。
大事なポイントをまとめると、、、
- 引っ越すときには不用品処分はマスト!
- 不用品方法には色々な方法がある
- 基本は各自治体のゴミ回収日に捨てればOK
- 時間に余裕があれば、不用品をお金に換えられる
- 引っ越し業者に依頼することもできる
- テレビやエアコンなどは家電リサイクル法を守ろう
- 悪質な不用品回収業者にくれぐれも騙されないこと!
このようなことを抑えておけばOK!
不用品を処分できれば、引っ越し代も安くなり、新居で使えるスペースも広がるなどメリットも多いです。
また、スケジュールに余裕を持って進めていけば、フリマアプリやリサイクルショップで不用品をお金に換えることもできます。
紹介した注意点に気をつけながら、ガンガン不用品を処分していってくださいね♪