「引っ越したときに自動車の保険って住所変更は必要?」
「自動車保険の住所変更をしないとどうなるか知りたい」
こんにちは!単身赴任パパこと“ヒロセユウヤ”です。
引っ越したときには運転免許証や車検証など自動車関連の住所変更がする必要となります。
そのなかでも忘れやすいのが、自動車保険の住所変更です。
自動車の保険は、万が一、あなたが事故を起こしたときの補償をしてくれる大事な保険。
この保険の住所変更を忘れてしまうと、事故を起こしたときに補償を受けられず、自分で費用を負担しなければいけなくなる可能性があります。
・・・とはいえ、自動車の保険にも「自動車保険(任意保険)」と「自賠責保険(強制保険)」の2種類があるので、ちょっとわかりづらいことも多いはず。
このページでは自動車の保険(自動車保険・自賠責保険)の住所変更の手続きについて、詳しく解説します。参考にしてくださいね♪
引っ越しにともなう自動車関連の手続きリスト
上から順番に読んで、漏れがないように1つずつ手続きをしてくださいね♪
- 運転免許証の住所変更
運転をするときに欠かせない運転免許証の住所変更について解説。警察署や運転免許センターなどで早めに手続きを♪ - 普通自動車・軽自動車の住所変更
車庫証明書、車検証、ナンバープレートの変更について解説。普通自動車と軽自動車で手続きが若干異なるので要注意! - 自動車保険・自賠責保険の住所変更 ←今はこのページ
自動車の保険の住所変更について解説。住所変更を忘れると補償を受けられないことも!?
自動車の保険は大きく2種類に分けられる!
引っ越しをしたときには自動車の保険の住所変更が必要です。
ただ、ここで知っておいて欲しいのが「自動車の保険は2種類ある」ということ。
具体的には以下の通り。
- 自賠責保険(強制保険)
交通事故を起こしたときに被害者のために最低限の補償が出る保険のこと。自動車を運転する方は、法律上、この保険に必ず加入しなければいけません。未加入のまま運転をすると法律違反として「免許停止と1年以内の懲役もしくは50万円以下の罰金」が科せられます。なお、自賠責保険に加入しなければ、車検も通りません。 - 自動車保険(任意保険)
自賠責保険ではカバーできない補償を目的としているのが「自動車保険」です。この保険は被害者だけでなく、事故を起こしたときに自分の車の修理費や、怪我の医療費などでも補償が受けられます。自賠責保険とは異なり、任意保険は強制的なものではなく、加入は運転手に任せられています。
このように自動車の保険には大きく2つの種類があることを知っておきましょう。
ただし、引っ越し後には自賠責保険と自動車保険の両方の手続きが必要なのか?というと、そういうわけではありません。
自動車保険は100%住所変更が必要ですが、自賠責保険は車検のタイミングで住所変更すれば良いケースもあるんです。
ここからは2つの保険の住所変更について詳しく解説します。
自動車保険(任意保険)の住所変更について
まずは「自動車保険(任意保険)」の住所変更について。
先ほどもお伝えしたように、自動車保険(任意保険)は、人によって加入しているかが異なるので、あなたが保険に加入しているときには住所変更が必要です。
手続きを忘れてしまうと更新のお知らせなど、大事な書類が新住所に届かず、更新期限が過ぎてしまう・・・などのトラブルの原因になりますよ(詳しくは後述します)。
具体的な手続き方法は以下の通り。
手続き先 |
---|
あなたが加入した保険会社 |
手続きのタイミング |
引っ越し後、できるだけ早く行うこと |
手続き方法 |
窓口:◯ 電話:◯ 郵送:△ インターネット:◯ ※保険会社によって異なる |
代理人の手続き |
× |
手数料 |
無料 |
必要書類 |
・新しい住所情報 ・ナンバープレートの番号(変更した場合のみ) |
このような方法で住所変更ができます。
オススメはインターネットでの手続きです。
インターネットからであれば24時間365日いつでも住所変更ができますからね。
逆に郵送で手続きをするとなると、保険会社から書類を送ったり、書類記入後に返送をしたりと、何かと手間がかかるので要注意!
なお、自動車保険は契約者しか住所変更ができず、代理人では手続きができないことも知っておいてください♪
各保険会社のホームページ(マイページ)から簡単に住所変更ができますよ!
ちなみに、自動車保険の住所変更をすることで、引っ越した地域によっては保険料が変わることもあります。
これは地域によって人口比率や事故率などが異なるからで、保険会社ごとで保険料を変えているケースも多いんですよ(例えば、事故数が全国No.1の愛知県は沖縄の1.5倍の保険料がかかります)。
ですので、住所変更をすると保険料が戻ってきたり、逆に保険料を追加で支払わなければいけなかったりすることもあります。
そうなると「えっ!?住所変更をすると追加で料金が発生するの?じゃあ、手続きしたくないな」と考えるかもしれません。
ただ、自動車保険の住所変更をしないと大事な書類が届かないだけでなく、最悪の場合には保険を適用してもらえないケースもあるんです・・・(涙)
引っ越しをしたら、必ず住所変更をするようにしてくださいね!
他の登録内容も変更がないか確認を
先ほど、地域によって保険料が変わることをお伝えしましたが、それ以外の項目においても、登録内容を変えることで保険料が変わる可能性があります。
そのため、自動車保険の住所変更をするときには、プラスして他の項目も登録した内容に変更がないかを確認しておくのがオススメ!
具体的には以下の項目です。
- 電話番号
引越し後に電話番号が変わる場合は、変更の手続きを。特に固定電話の番号を登録している方は、引っ越し後に変わる可能性があるので要注意です。 - ナンバープレート
管轄の運輸支局 or 軽自動車検査協会が変わるときにはナンバープレートが変更となるので、保険会社へ登録しているナンバーの変更も忘れずに! - 運転者の範囲
単身赴任などで自動車を乗る方が配偶者だけになった場合は、運転者の範囲を変更することで保険料が安くなるケースもあります(帰省時に運転する可能性があるときには変更の必要はありません)。 - 契約距離区分
引っ越したことで「契約距離区分」が変わることもあるはず。万が一、事故を起こしたときに上限キロ数を超えていると、追加で保険料を支払うことになります。逆に距離が短くなる場合は、保険料が安くなることも! - 使用目的
利用者が変更にともない、使用目的が変わることもあるはずです。例えば、通勤用から、プライベート用になった場合などには登録内容を変更してください。
このような項目に変更がないかを確認してください。
特に単身赴任で自動車にそれほど乗らなくなる場合や、利用者が変わった場合には、登録内容を変更することで、保険料が安くなるケースもあります。
うっかり手続きを忘れていると、保険料を余分に支払うことにもなりかねないので、住所変更とあわせて、他の項目も確認しておくのがオススメです♪
私が免許証の種類を青からゴールドに変更したときも、保険料がグッと下がりましたからね。登録内容の確認はかなり大事ですよ!
住所変更をしないと保険が適用されないことも・・・
何度もお伝えしていますが、自動車保険の住所変更は必ずしなければいけません。
というのも、保険会社は登録している情報をもとに保険料を計算しており、引っ越しで住所が変わった場合、あなたは新しい住所を伝える「通知義務」があります。
そのため、住所変更をサボると、あなたは契約違反をしていることになり、事故を起こしたときに保険金を支払ってもらえない可能性があるんです!
保険金が支払われないと、被害者の医療費や、壊してしまった器物の補償費などで、信じられないくらいの金額を負担しなければいけません。これは本当にヤバいです(泣)
また自動車保険の住所変更をしておかないと、更新を知らせるためのハガキが届かず、更新期限を見落としてしまうことも・・・。
更新のお知らせは、保険加入時にEメールアドレスを登録しておけば、メールでも連絡がくるので、普段からメールをチェックしている方は、見落とすことはないはず。
以下は私が加入しているSBI保険から送られてきた更新期限のお知らせメールです。
ただ、普段からあまりEメールを見ない方だと、ハガキが届かないことで更新期限に気づけず、いつの間にか保険が切れていた、、、ということも。
当然、保険の更新ができなければ、事故を起こしたときには保険金が支払われないので、あなたが全額負担することになります。
このようなことからも引っ越し後には、自動車保険の住所変更を忘れないでくださいね。
以前、私がガードレールに車をぶつけて、車をちょっと傷つけたときでも、保険なしでは15万円近くの修理費がかかりましたからね。全額自己負担は痛すぎますよ・・・。
引っ越しのタイミングで自動車保険を見直すのもあり!
引っ越しというのは、生活費を見直すのにベストなタイミング!
毎月の固定費である光熱費(水道・電気・ガス代)、スマホ代、インターネット代などに加えて、毎年支払っている自動車保険も見直すのもあり♪
あなたの自動車の利用状況に合わせて他の保険会社から見積もりを取ることで、もしかしたら今と同じ保険内容でも、保険料が安い会社を見つけられるかもしれません。
年間で数千円〜1万円ほどの節約ができれば、少し高めのレストランに行ったり、これまで欲しくても買うのを控えていたものを買えたりと、プチ贅沢もできますからね♪
住所変更はしつつも、このタイミングで自動車保険の見直しも検討してください!
忙しくて他の保険会社から見積もりを取る時間がない方は、一括見積もりサービスを使うと簡単に複数の会社に見積もり請求ができて便利ですよ♪
自賠責保険の住所変更について
続いて「自賠責保険」の住所変更について解説します。
自賠責保険とは「自動車に乗るときには必ず加入するのが義務付けられている保険」のこと。
ただ、任意保険は加入した記憶があっても、自賠責保険には自分で加入した記憶がない方も多いのでは?
それは自賠責保険が、自動車を購入するときにディーラーや中古車販売店が自動的に加入する手続きをしてくれているからです。
そのため、どの保険会社の自賠責保険に加入しているかを知らない方も少なくありません(私も調べるまで、どの保険会社で加入しているか知りませんでした、苦笑)。
ですので、まずは自賠責保険の保険会社を確認してください。
自賠責保険の保険証は、自動車を購入したときの資料がまとまっているもののなかに入っているはずですよ。
具体的な住所変更の手続きは以下の通り。
手続き先 |
---|
あなたが加入している保険会社 |
手続きのタイミング |
明確な期限はありません(できるだけ早めがオススメ) |
手続き方法 |
窓口:◯ 電話:◯ 郵送:◯ インターネット:△ ※保険会社によって異なる |
代理人の手続き |
× |
手数料 |
無料 |
必要書類 |
・自賠責保険証明書 ・印鑑 |
このような方法で手続きをすることができます。
なお、保険会社の窓口で直接手続きをするときには、住所が確認できる書類(運転免許証・住民票など)が必要となることもあるので、事前に保険会社へ確認しておくのがオススメですよ。
自賠責保険は住所変更をしなくても保険が適用される
ここで1つ知っておいて欲しいのが「自賠責保険は住所変更をしなくても、保険が適用される」ということです。
これは自賠責保険が、あなたの住所ではなく、自動車ごとで決められている「車台番号」に紐づいて保険が適用されるから。
そのため、万が一、自賠責保険の住所変更を忘れていたとしても、保険金を支払ってもらえるので安心を(自動車保険とは異なります)。
住所変更をしなくても保険が適用されるのが、自動車保険(任意保険)との大きな違いです!
さらに言うと、手続きを忘れていても、車検のタイミングで、車検を依頼する会社(ディーラーや自動車工場など)が自賠責保険の更新と併せて、住所変更もしてくれます。
自賠責保険の更新期限は、ほとんどが車検と同じタイミングですからね。
このように自賠責保険の更新や、登録情報の変更は、車検を依頼する会社が代わりに手続きをしてくれることを知っておいてください。
実際に、つい最近、私も車検の見積もりを取りましたが、自賠責保険の更新料も含められていました(その後、車検を依頼した会社が住所変更をしてくれました)。
このように自賠責保険の住所変更を忘れていたとしても、基本的には保険金を支払ってもらえないなどのトラブルが起こることはありません。
ただし!車検を忘れており、自賠責保険の更新ができていなかった場合、住所変更をしていないと、自賠責保険の更新期限に関するお知らせが届かない可能性があります。
当然、自賠責保険の更新をしていないと保険金は支払われないので、引っ越しをしたら、念のため、住所変更をするのがオススメですよ。
車検を忘れることはほぼないと思いますが、心配な方は自分で住所変更の手続をしておくと良いですよ!
このページのおさらい♪
このページでは引っ越しにともなう「自動車保険」と「任意保険」の住所変更について解説しました。いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをおさらいすると、、、
- 自動車の保険には「自動車保険」と「自賠責保険」がある
- どちらの保険も引っ越し後には住所変更を
- 自動車保険は住所変更をしないと保険が適用されないことも
- 住所変更と併せて、他の登録内容に変更がないかも確認を
- 引っ越しのタイミングで自動車保険の見直すのもあり
- 自賠責保険は購入したタイミングで、ほぼ自動的に加入している
- 自賠責保険は住所変更をしなくても保険が適用される
- 住所変更をしないと更新期限に気づけないこともある
以上のポイントを知っておいてください。
自動車に乗るときには、万が一のことを考えて、自動車の保険に加入しておくべきです。
特に自動車保険(任意保険)は、自賠責保険ではカバーできない部分(あなたの自動車の修理費や、あなたの医療費など)を補償してくれるので加入しておくのがオススメ。
ただし、自動車保険に加入をしていたとしても、引っ越しによって住所変更をしなければ、保険金が支払われない可能性も出てきます。
ですので、引っ越し後はできるだけ早く自動車保険の住所変更をするのがオススメです♪
一方、自賠責保険は住所変更をしなくても保険金は支払ってもらえます。
2つの保険の違いをきちんと理解したうえで、住所変更の手続をしてくださいね!