「単身赴任をすることになったけど、何からやれば良いの?」
「単身赴任では、どれくらいお金がかかるか知りたい」
転勤によって単身赴任を決めたときに、多くの方が何からやれば良いのか困ってしまうはず・・・。
正直、私も会社から転勤を命じられたときには、急だったことや、家族のこともあり、かなりテンパりました・・・(汗)
特に困ったのが「単身赴任をするときに、何からやれば良いのか?」ということ。
実は、、、単身赴任をするときには、通常の引っ越しとは少し異なり、会社からの「補助金」や「福利厚生」を活かせるケースが多いです。
そのため、会社と連携しながら、新居探しや引っ越しなどの準備を進めることが大切!
引っ越し代も、通常であれば1〜5万円ほどかかりますが、会社から補助を受けられれば、費用を経費で落とせますからね。
そこで!このページでは、単身赴任が決まった方が、どのように引っ越しを進めれば良いのかを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください♪
新居が決まったら、最優先で引越し業者を探すことをオススメします。
実は、、、同じ荷物量・移動距離でも、業者ごとに料金が全然違うので、引っ越し代を安く抑えるためにも、複数の業者の料金を比べるのは鉄則!
ちなみに私はいつも「SUUMO引越し見積もり」で複数の業者の料金を一括で調べています。
他のサービスとは異なりSUUMOは電話番号の登録が任意なので、利用しても業者から大量の電話がかかってきません!
気軽に料金を比べられるので、これから引越し業者を探す方は、ぜひ使ってみてください♪
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単身赴任で引っ越すための流れ
単身赴任をするために引っ越すときには、どの順番で進めていくかが大切。
具体的には次の流れで進めていくのがオススメです。
- 会社の補助制度・福利厚生を確認する
- 新居を探す&契約する
- 新居に運ぶ荷物を考える
- 引っ越し方法を決める
- 荷造りを進めていく
- 生活に必要な手続きをする
このような流れで進めていけば、スムーズに新生活を始められます♪
では、次の章からそれぞれでやること、気をつけるべきことを解説しますね。
会社の補助制度・福利厚生を確認する
単身赴任が決まったら、まずは「会社の補助制度・福利厚生がどうなっているか?」を確認してください。
会社の補助制度・福利厚生とは、住宅・給与手当、引っ越し代の経費精算などのこと。
これらの補助制度・福利厚生があるか、ないかによって、新居の探し方や引っ越し方法などが大きく変わってくるので、とっても大事ですよ♪
具体的に会社に確認するべき内容は以下の通り。
- いつまでに赴任すれば良いのか?
- 社員寮or会社が借りている部屋はあるか?
- 家賃補助はあるか?
- 給料に単身赴任の手当は付くか?
- 出社するときの交通費はいくらまで出るか?
- 部屋を探しにいくときの交通費は出るか?
- 引っ越し代は経費精算できるか?
- 引っ越し代の補助は出るか?
- 指定の引っ越し業者はあるか?
- 引っ越し日は出社扱いになるか?
このようなことを事前に確認しておくことをオススメします。
例えば、単身赴任先に社員寮があったり、部屋を借りていたりする場合は、あなたが新居を探す必要はありません。
また、社員寮や会社が借りている部屋がなくても、単身赴任をするときに住宅手当などを給料にプラスしてもらえるのであれば、そのお金を考慮して部屋を探せますからね。
引っ越し代を経費精算できるのであれば、引っ越し業者にお願いをして、あなたの作業負担を減らせますよ♪
以上のことからも、単身赴任をするときには会社の補助制度・福利厚生を確認してから、色々な手続き・準備を進めていくべきなんです。
新居を探す&契約する
社員寮や会社で借りている部屋がない場合は、新居を探す必要があります。
まずは賃貸物件を紹介している不動産ポータルサイト(SUUMO・HOME’S・ホームメイトなど)を利用して、どのような部屋があるかを探してください。
このときに「どのような条件の物件に住みたいか?」を事前に考えておくことをオススメします。
・・・というのも、不動産ポータルサイトにはかなりの物件数があるので、物件の希望条件を考えておかなければ、部屋を絞り込むことができないからです。
具体的に、単身赴任で部屋を選ぶときに大事なポイントは次の9つ。
- 最寄り駅
出社までにかかる時間はどれくらいまでOKか?通勤方法はどうするのか? - 建物の種類
防音性や耐震性などを踏まえ、アパートとマンションのどちらにするか? - 間取り
快適な生活を送るために適した間取りはどれくらいか? - 家賃
会社からの家賃補助なども踏まえつつ、家賃はいくらまで支払えるか? - 契約料
敷金、礼金、仲介手数料などはいくらまで支払えるか? - セキュリティ
オートロックやモニターホンが付いているかなど、安心して暮らせられるか? - 部屋の設備
家具や家電が付いているか?駐車場、エアコン、浴室乾燥機などは必要か? - 部屋の階数・場所
何階の部屋が良いのか?日当たりなど角部屋を希望するか? - 周辺施設
スーパーやドラッグストア、食事をする場所など生活に必要なお店はあるか?
このようなポイントを踏まえて、リアルに生活をしていくイメージをしながら、部屋を選ぶことが大切です。
特に単身赴任の場合は“家具や家電が付いている部屋を選ぶ”のがオススメ!
家具や家電が付いている部屋を選ぶことで、次の3つのメリットがあります。
- 家具・家電の購入費用を節約できる
- 退去時に家具・家電を処分する必要がない
- 急な単身赴任でもすぐに入居・生活ができる
このような理由から、いずれ自宅に戻ることになる単身赴任の場合は、家具や家電が備え付けられている部屋を選ぶ方が、余計なコストを支払わずに済みますよ。
なお、個人的には「自宅周辺にどのような施設があるのか?」もかなり大事!
単身赴任だと、毎日の食事がかなり大変ですからね(特に平日の夕飯が・・・)。
そのため、自宅や駅の近くに外食チェーン店や、お弁当・お惣菜を売っているスーパーなどがある場所を選ぶことで、かなり生活がしやすくなりますよ♪
正直、希望条件をすべて満たす部屋を見つけるのは、かなり難しい・・・(涙)ですので、希望条件のなかでも優先順位を決めておくと、部屋を決めやすくなりますよ!
ちなみに、単身赴任をする期間が決まっている場合は「マンスリーマンション・アパート」もオススメです。
マンスリーマンション・アパートは敷金・礼金が無料なところも多く、家具や家電も付いている物件が多いので、コストを安く抑えることができて便利!
特に2年以内の単身赴任になるときには、マンスリーマンション・アパートの利用を検討することをオススメしますよ♪
部屋の内見はできるだけするように!
部屋を決める前には、できるだけ内見をすることをオススメします。
内見とは、図面や写真で気に入った物件を、不動産会社のスタッフと直接見にいくこと。
内見をすることで、図面や写真ではわからない部屋の特徴(広さや天井の高さ)、雰囲気、周辺環境などをチェックすることができ、よりリアルな生活のイメージが持てます。
逆に、内見をせずに部屋を決めてしまうと「イメージと違う・・・」「隣に住んでいる人がやばそう・・・」など、後悔するようなケースも出てくるので要注意!
単身赴任とはいえ、これから1人で暮らしていくことになる部屋ですので、どれだけ忙しくても部屋の内見をするのがオススメです♪
部屋を探しに行くためにも「会社で交通費を経費精算してもらえるか?」「交通費補助は出るのか?」を確認しておくべきですよ。
なお、部屋の探し方や、内見をするときのチェックポイントは以下のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
新居に運ぶ荷物を考える
新居を決めたら、次は新居に運ぶ荷物を考えてください。
どれくらいの荷物を運ぶかによって、引っ越し方法も変わってきますからね。
ザックリとでも良いので、何を持っていく必要があるかを考えることをオススメします。
具体的に一人暮らしで必要となるのは以下のものです。
必要なもの | |
---|---|
家電 | 冷蔵庫 |
洗濯機 | |
テレビ | |
DVD/BDプレイヤー | |
電子レンジ | |
電気ケトル | |
掃除機 | |
ドライヤー | |
炊飯器 | |
冷暖房器具(エアコンなど) | |
家具 | カーテン |
テーブル | |
椅子 | |
カーペット | |
お風呂用マット | |
ベット | |
寝具 | 布団セット(布団・毛布・シーツ) |
枕 | |
衣類 | 仕事着・靴 |
靴下、下着類 | |
普段着・靴 | |
部屋着 | |
鞄・バッグ | |
小物類(ベルトなど) | |
洗面用具 | ボディーソープ |
シャンプー・リンス | |
ボディタオル・スポンジ | |
タオル類(バスタオル・フェイスタオル) | |
歯ブラシ・歯磨き粉 | |
髭剃り | |
洗濯用品 | 洗濯用洗剤 |
ハンガー・洗濯バサミ | |
キッチン用品 | フライパン・鍋 |
包丁・まな板 | |
食器類・箸・スプーン・フォーク | |
台所用洗剤・スポンジ | |
生活用品 | トイレットペーパー |
ティッシュペーパー | |
雑巾 | |
掃除道具 | |
ゴミ箱・ゴミ袋 | |
爪切り・耳かき |
「新居に家具・家電が付いているのか?」「近くに生活用品を購入できる場所があるのか?」を踏まえて、新居に運ぶ荷物を考えるのが大切です。
ちなみに引っ越し代を安く抑えたいのであれば、次の2つも踏まえて、運ぶ荷物を考えることをオススメします。
- 家具、家電、生活用品は引っ越し後に買う
- シーズン外の洋服は、後日奥さんに送ってもらう
この2つを意識して、荷物を減らすことができれば、引っ越し業者を利用せず、宅急便だけで引っ越せるので、料金を安く抑えられます(詳しくは後述します)♪
もちろん、家に余っている家具・家電があるのであれば、新居に持っていくのもありですが、新たに購入するのであれば、引っ越し後に購入するのがオススメですよ。
必要なものがあれば、あとから奥さんに送ってもらえるというのも、単身赴任で引っ越すときの特徴と言えますね。
引っ越し方法を決める
新居に運ぶ荷物を考えたら、次は引っ越し方法を決めてください。
具体的な引っ越し方法は次の3つ。
- 宅急便で送る
家具や家電を運ばず、荷物がダンボール10個以内に収まる方であれば、低コストで引っ越せます。宅配業者に荷物を集荷・配達をしてもらえるので、作業負担も少ないです。 - 自家用車orレンタカーで運ぶ
ある程度の荷物(家具・家電が数点+ダンボール5個以上)がある方は、低コストで引っ越せます。ただし、長距離の移動では乗り捨て料などで、コストが高くなるので要注意!また作業負担も大きいのでオススメはできません。 - 引っ越し業者にお願いをする
ある程度の荷物があり、中〜長距離の引っ越しになる方にオススメです。また忙しくで荷造りができないときにも依頼することができます。会社で引っ越し代を経費精算してもらえる場合には、イチオシです♪
このように「運びたい荷物量」「移動する距離」「会社で経費精算ができるか?」などを踏まえて、引っ越し方法を選ぶことが大切です。
先ほどもお伝えしたように、新居先で家具・家電を購入したり、必要なものは後から奥さんに郵送してもらったりすれば、荷物をグッと減らすことも可能。
荷物を少なくできれば、宅急便で安く引っ越せるのでオススメですよ♪
会社で引っ越し代を経費精算できるのであれば、引っ越し業者にお願いをして、作業負担を少なくするのもあり!
ちなみに宅急便を利用するときに、自宅まで荷物を取りに来てもらうのであれば、事前に宅配業者(ヤマト運輸など)に、集荷の予約をしておくべきです。
特に引っ越しの繁忙期(3〜4月)は予約が取れないケースもあるので、事前に集荷の予約をしておくことをオススメします♪
ある程度の荷物を運びたいなら単身パックがオススメ!
ある程度の荷物(家具・家電が数点+ダンボール5個以上)になる場合は、引っ越し業者の「単身パック」を利用するのがオススメです。
単身パックとは「決められたサイズのコンテナボックスに収まる荷物を、他の人の荷物と一緒に運んでもらうサービス」のこと。
料金も安く、ある程度の荷物は運ぶことができるので、単身で引っ越すときには人気のサービスになっています。
代表的なサービスでもある日本通運の「単身パックS・L」で運べる荷物量は以下の通り(コンテナボックス1台で運べる荷物量です)。
単身パックS | 単身パックL | |
---|---|---|
荷物量の目安 | ・冷蔵庫(2ドア・109リットル) ・薄型テレビ(20インチ) ・テレビ台(小) ・電子レンジ ・掃除機 ・カラーボックス(3段) ・姿見 ・布団 ・日通ダンボールMサイズ4個 |
・冷蔵庫(2ドア・109リットル) ・洗濯機(4キログラム) ・薄型テレビ(20インチ) ・テレビ台(小) ・電子レンジ ・掃除機 ・カラーボックス(3段) ・衣装ケース(39×53×23cm) ・姿見 ・布団 ・日通ダンボールMサイズ5個 |
このように一人暮らしをするのには十分な荷物量を運ぶことができますよ♪
また単身パックのコンテナボックス1台を利用したときの移動距離に応じた、料金目安は以下の通りです。
移動先 | 料金 | |
---|---|---|
単身パックS | 単身パックL | |
東京−札幌 | 39,000円 | 46,000円 |
東京−仙台 | 24,000円 | 28,000円 |
東京−東京 | 18,000円 | 20,000円 |
東京−名古屋 | 24,000円 | 28,000円 |
東京−大阪 | 26,000円 | 31,000円 |
東京−広島 | 31,000円 | 37,000円 |
東京−福岡 | 35,000円 | 43,000円 |
大阪−札幌 | 44,000円 | 62,000円 |
大阪−仙台 | 31,000円 | 36,000円 |
大阪−名古屋 | 22,000円 | 25,000円 |
大阪−大阪 | 18,000円 | 20,000円 |
大阪−広島 | 24,000円 | 28,000円 |
大阪−福岡 | 27,000円 | 31,000円 |
このような料金相場になっています。
運ぶ荷物量がダンボール10個以内であれば宅急便を利用した方が安いですが、家具や家電が数点ある場合は、単身パックを利用した方が安く引っ越せるんですよ♪
以上のように「運びたい荷物量」「移動する距離」「会社で経費精算ができるか?」を踏まえて、あなたにあった引っ越し方法を選んでくださいね。
単身パックを利用するときにも、早めに予約をすることが大切!繁忙期だと予約が取れず、引っ越し難民になる可能性もあるので要注意ですよ!
引っ越し方法の選び方は以下のページで詳しく解説をしているので、ぜひ参考にしてください♪
引っ越し料金を安くしたいなら、複数の業者から見積もりを!
単身パックを利用するときでも、安く引っ越したいのであれば、複数の業者から見積もりを取って、料金を比べるのがオススメです。
実は、同じ引っ越し内容(荷物量や移動距離など)でも、業者ごとに得意分野が異なるため、料金には大きな差があります。
ですので、引っ越し代を安く抑えるときには、複数の業者の料金を比べるのは鉄則!
ちなみに私がいつも使うサービスは「SUUMO引越し見積もり」です。
SUUMO引越し見積もりは、人気の引っ越し業者に一括で見積もり請求ができます。
しかも、他のサービスとは異なり電話番号の登録が「任意」なので、登録後に引っ越し業者から大量の電話がかかってこず、気軽に利用できるのが特徴です♪
見積もりを取るときには鉄板と言えるほど、大人気のサービスですので、これから引っ越し業者を探す方は、ぜひ利用することをオススメしますよ♪
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荷造りを進めていく
引っ越し方法を決めたら、荷造りを進めてください。
荷造りは使わないものから、ダンボールにどんどん詰めていけば良いのですが、梱包するときにはいくつか気をつけて欲しいことがあります。
具体的には以下の内容です。
- ダンボールのサイズ・形は揃える
- できるだけ荷物の種類を揃える(食器類・衣類など)
- 食器類などは新聞紙などで割れないようにする
- 1つのダンボールに荷物を詰めすぎない
- 梱包後はダンボールの側面に何を入れたかを書く
- ガムテープで閉じるのは最後にする
このようなことに気をつけて荷造りをしていくことをオススメします。
特に「1つのダンボールに荷物を詰めすぎない」というのは大事なポイント!
ダンボールに荷物を詰め過ぎると「新居先でダンボールを移動させるのが大変」「ダンボールの底が抜けてしまう」などのデメリットがあります。
また、宅急便を利用するときには、ダンボールのサイズと重さによって料金が決まることも気をつけるべきですよ。
新居先でダンボールを移動させようとしたら、重すぎて腰をグギッとさせてしまう・・・というおそれもありますからね(涙)
引っ越し後には、自分で片付けをしなければいけないので、そこまでイメージしながら、丁寧に荷造りをしていくことをオススメしますよ!
なお、荷造り方法については以下のページで詳しく解説をしているので、荷造りをするときの参考にしてくださいね♪
生活に必要な手続きをする
単身赴任をするためには、役所関連の手続きや、ガス・水道・電気などライフラインの手続きも忘れてはいけません。
具体的に単身赴任でやることになる手続きは以下の通り。
引っ越し前にやる手続き
やること | 奥さんの代行 |
---|---|
転出届 | ○ |
郵便局への転居届 | ○ |
水道の契約 | ○ |
電気の契約 | ○ |
ガスの契約 | △ |
インターネット・プロバイダーの契約 | ○ |
引っ越し後にやる手続き
やること | 奥さんの代行 |
---|---|
転入届 | × |
マイナンバーカードの住所変更 | × |
児童手当の住所変更 | × |
印鑑登録 | × |
国民健康保険の住所変更 | × |
国民年金の住所変更 | × |
運転免許証の住所変更 | × |
自動車・バイクの住所変更 | × |
金融サービス(銀行・カードなど)の住所変更 | △ |
定期購入しているものの住所変更 | △ |
このような手続きをやる必要があることを知っておいてください。
・・・ただし、単身赴任の場合だと、やらなくても問題ない手続きもあるので、それぞれの手続きについて簡単に解説しますね。
役所関連の手続き
まず役所関連の手続きは「住民票を移動させるか(=転出届・転入届の手続きをするか)」によって、対応が変わります。
具体的には以下のものが役所関連の手続きです。
- 転出届
- 転入届
- マイナンバーカードの住所変更
- 児童手当の住所変更
- 印鑑登録
- 国民健康保険の住所変更
- 国民年金の住所変更
- 運転免許証の住所変更
- 自動車・バイクの住所変更
これらの手続きは、住民票を移動する(=転出届・転入届の手続きをする)ときには、やることになります。
逆に言えば、住民票を移動させない場合は、やらなくてもOKということ!
では、住民票は移動させなくても良いのか?
基本的に住民票は「生活の本拠地に置く」というのが住基法という法律で定められており、住所が変わったら、住民票を移す必要があります。
ただし!以下のケースに当てはまる場合は、住民票を移さなくても良いんです。
- 転勤先での赴任期間が1年以内の場合
- 赴任期間が未定で生活の拠点が変わらない場合
このなかの「生活の拠点が変わらない」というのは、定期的に家族の住んでいる家に帰るなど、元々住んでいた地域に戻ることが多いときに認められます。
・・・ただ、これも「毎月最低でも◯○回は、家族の住む家に帰らないといけない!」というルールがあるわけではないので、個人の判断に任せられているのが事実。
そのため、単身赴任をしている方のなかには、住民票を移していない方も多いんですよ(手続きをするには、わざわざ役所にいかなければいけませんからね)。
住民票を移さなくても、引っ越した後に、役所の人が自宅まで確認しに来ることはありませんので安心を♪
当然、住民票を移すメリットもあります。
代表的なものは以下の4つ。
- 住んでいる地域の役所で住民票を発行できる
- 行政サービスを利用できる
- 公共施設の割引サービスを受けられる
- 住んでいる地域での選挙権を得られる
このようなメリットが大事だと思う方は住民票を移すことをオススメします。
ただし、「住民票などは嫁に発行してもらう」「選挙権も元の家の場所であれば良い」という方は、わざわざ手続きをする必要はありませんよ!
なお、役所関係の手続きについては以下のページで詳しく解説をしているので、手続きをするときには参考にしてください。
郵便局への転居届
引っ越しをするときに、郵便局に転居届を出しておくと、今住んでいる家に届いたあなた宛の郵送物を、単身赴任先(新居)へ転送してもらえます。
手続き方法は簡単で、スマホやパソコンから「e転居」というサービスに登録するだけ。これだけで簡単に手続きができます!
ただし、以下の場合には手続きをする必要はありません。
- 郵送物は元の家に届いていれば問題ない
- 奥さんに見られても大丈夫なものしか届かない
- 必要なものは奥さんに送ってもらえる
このようなときには郵便局で手続きをしなくても問題ありませんよ♪
単身赴任後にネットショッピングをするときも、送り先を新居にすれば、ちゃんと新居に荷物が届きますよ。
なお、郵便局での転居届の手続きについては、以下のページで詳しく解説をしているので、手続きをするときには参考にしてくださいね。
ライフライン・インターネット関連の契約
生活をするためには電気・水道・ガスなどのライフラインや、インターネット回線・プロバイダーなどの契約もしなければいけません。
特にガスを使うためには、新居先であなた立ち合いのもと、ガス会社に開栓作業をしてもらわなければいけないので、引っ越し前に手続きをするのが必須!
引っ越し日が決まったタイミングで、新居先のガス会社に連絡をして、入居日に開栓作業をしてもらえるように予約しておくことをオススメしますよ。
ただし・・・あなたが社員寮やマンスリーマンション・アパートに住む場合は、ライフラインやインターネット関連の契約をしなくても良いことも。
というのも、社員寮やマンスリーマンション・アパートは、物件全体でライフラインやネット関連の契約がされているケースが多いんです。
これらの場所に住む方は、入居前に自分で契約をする必要があるのかを確認しておくことをオススメしますよ。
物件全体でライフラインやネット関連の契約がされている場合は、物件の管理会社から費用を請求させることになることを知っておいてくださいね。
ちなみに、私は会社から無料Wi-Fiを渡されているので、自分の部屋にはインターネット回線・プロバイダーの契約はしていませんよ。
民間サービスの住所変更
最後に、民間サービスの住所変更も忘れてはいけません。
具体的には以下のようなサービスが対象となります。
- 銀行口座
- クレジットカード
- 証券口座
- 各種保険(生命保険・自動車保険など)
- 各種ローン(住宅ローン・自動車ローンなど)
- スマートフォン・携帯電話
- 定期購入している物
- ネットショップに登録している配送先
これらのサービスで登録している住所を変更するか検討してください。
住所変更をするかを決めるには「新居に送ってもらいたい書類・品物があるか?」で考えるのがオススメ!
例えば、スマホ代や各種保険・ローン代を現金で支払っている方であれば、支払い明細書を新居に届けてもらう必要があるので、住所変更は必要です。
また定期購入している雑誌やサプリメント、健康食品なども、引っ越し後も継続して利用したいのであれば、住所変更をする必要がありますね。
逆にスマホ代や各種保険・ローン代を銀行引き落としやクレジットカード決済にしている場合は、わざわざ住所変更をする必要はないかもしれません。
更新通知などの大事な書類が届いたときにだけ、奥さんに書類を転送してもらえば良いですからね。
このように新居に送ってもらいたい書類・品物があるかによって、民間サービスの住所変更をする必要があるかを考えてみてくださいね♪
クレジットカードの利用明細だけは奥さんに見られたくない・・・というときには、住所変更をするか、Web明細へ切り替えるのがオススメですよ!
以上が単身赴任で引っ越すときの流れになります。
細かく解説をしていったので少々長くなってしまいましたが、1つ1つ順番に進めていけば、サクッと終わらせるので安心してくださいね♪
では、次の章では「引っ越し後に何をやらなければいけないのか?」を解説しますね。
引っ越し後にやるべきこと
単身赴任の引っ越しは、荷物を運んだら終わりというわけではありません。
新生活をスタートするためにも、引っ越し後にはいくつかの手続きや生活に必要なものを購入しなければいけないんです。
具体的に引っ越し後にやるべきことは以下の通り。
- 会社への補助金の申請&経費精算
- 荷ほどき&部屋の整理整頓
- 生活に必要なものを購入する
- 隣近所の方への挨拶
- 転入届などの役所関連の手続き
- ガスの開栓作業の立ち会い
- 利用している民間サービスの住所変更
ただし、先ほどもお伝えしたように、人によっては役所での手続きや、ガスの開栓作業などをやらなくても良いケースがあることは覚えておいてくださいね。
ちなみに、これから生活に必要なものを購入しようと考えている方には、1つだけ知っておいて欲しいことがあります。
それが「生活に必要なものは、少しずつ購入していくべき!」ということ。
というのも「なんとなく必要だな〜」「一人暮らしだし、きっと使うだろうな。。。」と思って買ったものは・・・意外と使わないことが多いんです(苦笑)
例えば、布団やカーテン、タオル、コップ、トイレットペーパー、ティッシュなどは生活には欠かせないので、必ず買うことになるはず。
一方で、電子レンジ、調理器具(鍋・フライパンなど)、スリッパなどは、必要に思うかもしれませんが、人によっては全く使わないケースもあります・・・。
特に男性だと、しっかりと自炊をしていこうと考えて、鍋やフライパンなどの調理器具を購入したものの、単身赴任中に数回しか使わず、ほぼ新品の状態で処分するということは珍しくありませんよ(苦笑)
最近だとスマホやパソコンでドラマや映画などの動画も観られるので、テレビやDVD/BDプレイヤーはほとんど使わない・・・という方も増えています。
使わない家具や家電、生活用品を買ってしまうと、ムダにお金を使うだけでなく、単身赴任終了後にそれらを処分するのも大変ですからね。
そのため、本当に欠かせないもの以外は、しばらく生活をしてみてから、購入するべきかを決めることをオススメしますよ!
以上のようなことに意識しつつ、新生活を始めるための各種手続きや、必要なものの購入などを進めていってくださいね。
家族へのフォローを最優先に行おう!
最後に・・・私の経験談として、お伝えしておきたいのが「単身赴任が決まったら、最優先に家族へのフォローを行うべき!」ということ。
単身赴任をすることで、奥さんも一人暮らしになるかもしれませんし、お子さんがあなたと離れて暮らすことで、寂しい思いをするかもしれません。
もちろん、あなたも望んで単身赴任をするわけではないですし、仕事だからしょうがない部分もあると思います・・・。
ただ、やっぱり一番寂しい思いをするのは、あなたの家族です。
そのため、単身赴任が決まったら、これまで以上に家族と話をして、丁寧にフォローしていくことで、少しでも不安な気持ちを失くしてあげることをオススメします。
もちろん、引っ越し後にも家族をフォローすることは忘れずに!
私も単身赴任をしていますが、週に1度は必ず電話をするようにしていますし、1ヶ月に1〜2回は家に戻るようにしています。
家族の不安な気持ちを、少しでも失くすことができれば、あなたも赴任先で仕事に集中できますからね。
仕事の合間に、新居探しや引っ越しの準備などをしなければいけないので、かなり忙しいとは思いますが、家族へのフォローは丁寧に行ってくださいね♪
このページのおさらい♪
このページでは単身赴任をするための引っ越し方法や、やるべき手続きを解説しました。いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをおさらいすると、、、
- まずは会社からの補助制度・福利厚生の確認を
- 新居探しでは希望条件の優先順位を付けることが大切
- 単身赴任では家具・家電付きの物件もあり
- 短期間ならマンスリーマンションもオススメ
- 運ぶ荷物量を減らせば、安く引っ越すことも可能
- 家具・家電を運ぶときには単身パックも便利
- 業者を利用するときには、複数の業者の料金を比べる
- 荷造りをするときには、ダンボールの重さに注意
- 各種手続きのなかには、やらなくても良いものもある
- 生活に必要なものは、少しずつ買い足していこう
- 何よりも家族へのフォローを最優先に!
このようなことを知っておいてください。
単身赴任をするときには、会社の補助・福利厚生で、どこまでサポートをしてもらえるかが、かなり大事なポイントとなります。
会社の補助・福利厚生によって、新居の選び方や、引っ越し方法なども変わってくるので、動き始めるときには、必ず確認することが大切ですよ。
あとは、引っ越し業者を利用するときには、事前に予約するのも忘れずに!
特に繁忙期(3〜4月)は引っ越し業者の予約が取れないケースが多いので、新居を決めたら、すぐにでも一括見積もりサービスを利用して、業者を探してくださいね。
そして、引っ越しの準備と同時に、家族のフォローは丁寧にやっていくべきです。
家族が不安な気持ちのまま単身赴任をするのは、あなたにとっても大きな負担となってしまいますからね。
しっかりと家族のフォローをしつつ、スムーズに新生活を送れるように準備を進めていってくださいね♪