「引っ越すときに電気、水道、ガスの手続きは何をやれば良いの?」
「手続きで気をつけることを教えて欲しい」
一人暮らしをするときには様々な手続きが必要となりますが、なかでも電気・水道・ガスの契約は絶対忘れてはいけません。
また、すでに一人暮らしをしている方は、今住んでいる家で契約している電気・水道・ガスの解約(利用停止)も必要です。
こんにちは!単身赴任パパこと“ヒロセユウヤ”です。
生活に欠かせないのが電気・水道・ガスのライフライン。これらが使えないと、まともな生活ができませんからね・・・(汗)
とはいえ、手続き自体は難しくないのでご安心を♪
このページでは電気・水道・ガスの契約・解約の手続きをまとめました。ぜひ参考にして手続きをしてくださいね!
新居が決まったら、最優先で引越し業者を探すことをオススメします。
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電気・水道・ガスの手続きをまとめてみた
まずは電気・水道・ガスの解約と契約の手続き方法と、立ち会いの有無を表にまとめました。
具体的には以下のとおりです。
退去するときの解約方法
手続き方法 | 立ち会いの有無 | |
---|---|---|
電気 | 電話・インターネット | 基本的には不要 |
水道 | 電話・インターネット | 基本的には不要 |
ガス | 電話・インターネット | 基本的には不要 |
退去時は基本的に立ち会いの必要はありません。ただし、退去月の電気料金をその場で支払ったり、オートロックのマンションに住んでいたりする場合は必要です。
入居するときの契約方法
手続き方法 | 立ち会いの有無 | |
---|---|---|
電気 | 電話・インターネット | 不要 |
水道 | 電話・インターネット・ 郵送・FAX |
不要 |
ガス | 電話・インターネット | 必要 |
電気と水道は入居したら、すぐに使えることも多いです。ただ、ガスについてはあなた立ち会いのもと、ガス会社に開栓作業をしてもらわなければ使えないので要注意。
では、次の章からそれぞれの解約・契約方法を、さらに詳しく解説しますね。
電気の解約・契約の手続き
まずは電気の解約・契約方法について解説しますね。
電気の解約方法
すでに一人暮らしをしている方は、今住んでいるアパート・マンションで契約している電力会社に解約の手続きをする必要があります。
学生寮・社員寮・シェアハウスなどに住んでおり、電力会社と直接契約をしていない方は、解約の手続きをする必要がありません。
手続き内容をまとめたのが以下の表です。
手続き先 |
---|
現住居で契約している電力会社 |
タイミング |
引っ越しする(退去する)日の2週間前〜3日前 |
手続き方法 |
電話 or インターネット |
立ち会い |
基本的には不要 ※最終月の電気料金を集金してもらう場合や、オートロックのマンションに住んでいる場合は立ち会いが必要。 |
手続きに必要な情報 |
・利用停止する場所の住所 ・契約者の名前 ・お客様番号(検針票や請求書に記載されている) ・電話番号 ・利用停止日 ・退去月の電気料金の支払い方法 ・利用開始する場所の住所(同じ電力会社と契約する場合) ・利用開始日(同じ電力会社と契約する場合) |
このような方法で解約の手続きができます。
なお、新居でも同じ電力会社を利用する場合は、解約の手続きではなく、住所変更の手続きをすることで、新居でもスムーズに電気が使えるようになりますよ。
あとは部屋から退去するときにブレーカーを下げて、メーターが止まっていることの確認も忘れないでくださいね。
住んでいる部屋のメーターがスマートメーターのときや、凍結防止設備が使われている場合はブレーカーを下げなくてもOK。わからない場合は、電力会社に確認を!
※スマートメーターとは、電力会社が遠隔で電気使用量を測れる機械のこと
電気の解約はインターネットからもできます。ただし、手続きには「お客様番号」が必要です(お客様番号は検針票や請求書に記載されています)。万が一、番号がわからない場合には、電話での手続きになるので要注意!
電気の契約方法
次に新居で電気を使うための契約方法を解説します。
手続き内容をまとめたのが以下の表です。
手続き先 |
---|
新居先で契約する電力会社 |
タイミング |
引っ越しする(退去する)日の2週間前〜3日前 |
手続き方法 |
電話 or インターネット |
立ち会い |
不要 ※オートロック式のマンションでスマートメーターの設置が必要なときのみ有り |
手続きに必要な情報 |
・新居先の住所 ・電気使用開始日(=入居日) ・契約者の名前(名義) ・電話番号 ・申込む電気料金プラン ・アンペア容量(アンペア契約の場合のみ) ・電気料金の支払い方法(クレジットカード、銀行振替、振込用紙) |
このような方法で電力会社と契約ができます。
ここで大事なポイントになるのが「どこの電力会社と契約するか?」ということ。
実は2016年4月から「電力自由化」が決まり、一人暮らしをする方でも、自由に電力会社を選べるようになりました。
ただし!アパートやマンションによっては、特定の電力会社との契約(一括受電契約)が決まっているところもあります。
特に一人暮らし用のアパートやマンションは、契約する電力会社が決まっているケースが多いです。
一括受電契約をしているマンションやアパートは、電気代が少し安くなっている傾向がありますよ。
そのため、電力会社と契約をするときには次の流れで進めてください。
- STEP1電力会社の確認をする管理会社 or 大家さんに「契約する電力会社が決まっているのか?自由に選べるのか?」を確認してください。また新居がスマートメーターなのかも併せて確認を。
- STEP2電力会社を決める自由に選べる場合は契約する会社の検討を。決まっている場合には、その会社との契約になります。
- STEP3電力会社と契約をする電話やインターネットから契約の手続きをしてください。引っ越しの2週間前から3日前までには契約を。
このような流れで契約の手続きを進めることをオススメします。
ちなみに、既存の電力会社(東京電力・関西電力・中部電力など)を利用する場合だと、入居したタイミングで部屋のブレーカーを上げれば、すぐに電気が使えることも多いです。
仮にうっかり契約することを忘れていたとしても「電気が使えない・・・」ということはなく、あとから契約の手続きをしても問題ありません。
ただし、新居のメーターが旧式のメーターではなく、スマートメーターの場合には、事前に電力会社と契約しておかなければ、ブレーカーを上げても電気は使えないので要注意!
また、新しい電力会社(Loopでんき、ENEOSでんきなど)と契約して電気を使うときにも、スマートメーターが必要となることが多いです。
このときに新居が旧式のメーターの場合には、スマートメーターへの切り替えが必要となり、作業に3日〜1週間ほどかかることも・・・。
そのため、入居日ギリギリに契約をすると「スマートメーターが設置されるまで電気が使えない・・・」ということもあるので要注意ですよ!
旧式メーターからスマートメーターへの切り替えは無料で行ってもらえますが、設置までに時間がかかるので気をつけてください。
新しい電力会社を利用するときには、引っ越しをする2週間〜3日前までには契約を済ませておくことをオススメしますよ。
なお、電気の解約・契約をするための手続きについては以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。
どの電力会社と契約するかによって、電気代を大きく節約できます。お得な会社と探すには、時間を掛けて会社をしっかり比べることが大切。時間がない場合は、途中解約の違約金がない会社を選んでおき、引っ越し後に再び電力会社を考えるのもありですよ!
水道の解約・契約の手続き
次に水道の解約・契約方法について解説しますね。
水道の解約方法
すでに一人暮らしをしている方は、水道の解約をしてください。
手続き内容をまとめたのが以下の表です。
手続き先 |
---|
現住居で契約している水道会社 |
タイミング |
引っ越しする(退去する)日の2週間前〜3日前 |
手続き方法 |
電話 or インターネット |
立ち会い |
基本的には不要 ※最終月の支払い方法を「その場で精算」とした場合のみ立ち会いが必要 |
手続きに必要な情報 |
・利用停止する場所の住所 ・契約者の名前 ・お客様番号 ・利用停止日 ・退去月の水道代の支払い方法 ・利用開始する場所の住所(同じ水道会社と契約する場合) ・利用開始日(同じ水道会社と契約する場合) |
このような方法で、水道の解約はできます。
電力会社の解約と同じように、インターネットで解約の手続きをするときには「お客様番号」が必要です。
お客様番号がわからない場合、インターネットでは解約の手続きができないため、電話で手続きをするようにしてくださいね。
新居でも同じ水道会社を利用する場合は、住所変更をすればOK!
なお、部屋から退去するときに、立ち会いが必要となる作業は、基本的にはありません。
ただ、オートロックのマンションに住んでいたり、退去月の料金をその場で精算したりするときには、立ち会いが必要となるので気をつけてくださいね。
退去するときに余裕があるのであれば、部屋に備え付けられている水道メーターの写真を撮っておくと良いです。後日、退去月の料金を請求されたときに、明らかに料金が高かったら、水道を使っていないことを証明できますよ。
水道の契約方法
次に新居で水道を使うための契約方法を解説します。
手続き内容をまとめたのが以下の表です。
手続き先 |
---|
新居先の管轄の水道会社 |
タイミング |
特に期限はありませんが、引っ越し後、なるべく早く手続きを! ※オススメは引っ越しの2週間前〜3日前 |
手続き方法 |
電話 or インターネット or 郵送 or FAX |
立ち会い |
不要 |
手続きに必要な情報 |
・契約者の名前 ・新居の住所 ・連絡先(メールアドレス・電話番号) ・使用開始日 ・支払い方法 ・水道開始申込書(郵送の場合) |
このような方法で水道局との契約ができます。
なお、水道は事前に契約をしていなくても、新居に引っ越してきたタイミングで蛇口をひねれば、水が出るようになっていることが多いです。
万が一、蛇口をひねっても水が出なければ、水道局に連絡を!
あとは新居のポストに入っている書類(水道使用開始申込書)に必要事項を記載して、郵送すれば契約ができます。
ただし、郵送での手続きは手間と時間がかかってしまうので、電気やガスの契約とあわせて、引っ越し前にインターネットや電話から手続きするのがオススメですよ♪
電気やガスとは異なり、水道はアパートやマンションで決まった水道局と契約することになります。事前に契約をするときには、管理会社 or 大家さんに「どこの水道局と契約すれば良いか?」を確認してくださいね。
なお、水道の解約・契約方法については以下のページについては、以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。
ガスの解約・契約の手続き
最後にガスの解約・契約方法を解説します。
実は・・・ガスは電気や水道よりも手続きに少しだけ手間がかかるので、しっかりとチェックしてくださいね♪
ガスの解約方法
すでに一人暮らしをしている方は、引っ越しの2週間〜3日前までに、今住んでいる部屋で契約しているガスの解約をしてください。
手続き内容をまとめたのが以下の表です。
手続き先 |
---|
現住居で契約しているガス会社 |
タイミング |
引っ越しをする(退去する)日の2週間前〜1週間前 |
手続き方法 |
電話 or インターネット |
立ち会い |
基本的には不要 ※最終月の電気料金を集金してもらう場合や、オートロックのマンションに住んでいる場合には立ち会いが必要。 |
手続きに必要な情報 |
・契約者名 ・お客様番号 ・ガスの使用停止をする場所の住所 ・ガスの使用停止希望日 ・電話番号 ・退去月のガス代の支払い方法 ・利用開始する場所の住所(同じガス会社と契約する場合) ・利用開始希望日(同じガス会社と契約する場合) |
このような方法でガスの解約ができます。
解約の手続きに必要となる「お客様番号」は、ガス使用量のお知らせ(検針票)か、ガスメーターに貼ってあるシールで確認が可能。
万が一、お客様番号がわからない場合でも、ガス会社に問い合わせれば教えてもらえます。
なお、引っ越しをするときにガスコンロを運ぶのであれば、元栓が閉まっているかを確認してから、ガスコンロを取り外してください。
元栓が閉まっていないままガスコンロを取り外すと、ガス漏れの危険がありますよ。。。
ガスコンロの取り外しがなくても、退去するときもガスの元栓が閉まっているかを確認してくださいね♪
現在使っているガスコンロを新居で使いたいときには、新居のガスの種類(都市ガス or プロパンガス)が何かを確認してください。今使っているガスと種類が異なる場合は、同じガスコンロを使えないこともあるので要注意!
ガスの契約方法
最後にガスの契約方法について解説します。
ガスの契約は必ず引っ越しの2週間〜1週間前、遅くても3日前までには手続きを済ませておくのがオススメです。
手続き内容をまとめたのが以下の表になります。
手続き先 |
---|
新居で契約するガス会社 |
タイミング |
引っ越しをする(退去する)日の2週間前〜1週間前 |
手続き方法 |
電話 or インターネット |
立ち会い |
必要 |
手続きに必要な情報 |
・契約者名 ・電話番号(日中に連絡が取れるもの) ・引っ越し先の住所 ・建物の形態(マンション・アパート・戸建て) ・使用開始希望日(開栓作業をしてもらいたい日) ・料金の支払い方法 |
このような方法でガス会社と契約できます。
先ほどもお伝えしましたが、ガスの契約は引っ越しの2週間〜1週間前には手続きをしておくのが大切です。
というのも、ガスを使うためには、あなた立ち会いのもとガス会社に元栓を開けてもらう作業を必ずしてもらわなければいけません(作業時間は15〜20分ほど)。
そのため、入居日からガスを使うためには、事前にガス会社との契約を済ませておき、入居日に元栓を開けてもらう作業を予約しておく必要があるんです。
特に繁忙期(3〜4月)は引っ越しをする人が多いので、早めに契約をしなければ、ガス会社の予約が取れないことも・・・。
また土日・祝日でも作業をしてもらえますが、多くの方が土日・祝日の作業を希望することもあり、こちらも直前の契約では、予約が取れない可能性も高いので気をつけてください。
特に冬場に引っ越すときに、入居日からガスが使えないと、お風呂に入れないので、かなりキツいですよ・・・(涙)
ちなみに電気と同じように、ガスも契約する会社を自由に選べます。
ただし、アパート・マンションによっては契約するガス会社が決まっていることも多いので、管理会社 or 大家さんに指定のガス会社がないか確認することは忘れずに!
アパートやマンションによっては、ガス会社も自由に選べます。ただ、どこを選んで良いか悩むときには、既存のガス会社と契約をしておき、時間に余裕ができたタイミングで、他のガス会社への切り替えを検討するのもありですよ!
なお、ガスの解約・契約方法については以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。
ライフラインの解約・契約でよくある質問
ここで電気・水道・ガスの解約と契約をするときに、よくある質問をまとめました。
Q.解約や契約の手続きをしなくても良いケースはある?
マンションやアパートなどの賃貸物件によっては、建物全体で電気・水道・ガス会社と契約をしているケースがあります。
そのような場合は、あなたが解約や契約の手続きをする必要はありません。
なお、建物全体で契約されている場合、料金は管理会社や大家さんから請求されますよ。
Q.当日の連絡でも解約・契約はできる?
引っ越し当日に解約や契約の連絡をしても手続きはできます。
ただし、インターネットからの手続きでは当日の受付をしていない会社も多いので要注意。
また作業に立ち会いが必要な場合、当日連絡をしてもすぐに作業をしに来てもらえないので、早めに手続きをすることをオススメしますよ。
Q.月の途中で引っ越したときの利用料金は?
月の途中で解約した場合、利用料金は「基本料金の日割+使用量」で計算されます。
1ヶ月分がまるまる請求されるわけではないので安心を♪
Q.退去した月の料金の支払い方法は?
部屋から退去した月の料金は、基本的に以下のいずれかの方法で支払うことになります。
- クレジットカード決済
- 口座振込
- 新居に振込用紙を送ってもらう
- 直接集金(現金払い)
直接集金を除いては、後日精算になります。
直接集金をお願いする場合は、退去日に各会社の係員に来てもらい、あなた立ち会いのもと、その場で使用量の計算をしてもらうことになるので気をつけてくださいね。
Q.電気やガス会社はどこを選ぶのが良いの?
同じ部屋に長く住むのであれば、基本料金が安い会社を選ぶのがオススメ。
逆に住むのが短期間の場合は、キャッシュバックなどのキャンペーンがお得な会社を選ぶ方がお得になることが多いです。
ただ、初めて一人暮らしをするときには、自分がどれだけ電気やガスを使うかがわからず、どの会社を選ぶとお得なのか判断できないかもしれません。
そのようなときは既存の大手会社を数ヶ月間利用して、どれくらいの利用料になるかを把握した上で、他の会社に切り替えることを検討するのもありですよ!
このページのおさらい♪
このページでは電気・水道・ガスの解約と契約方法を解説しました。いかがでしたでしょうか?
改めて各サービスの手続き方法・立ち会いの有無は以下の通りです。
◎退去時の解約手続き
手続き方法 | 立ち会いの有無 | |
---|---|---|
電気 | 電話・インターネット | 基本的には不要 |
水道 | 電話・インターネット | 基本的には不要 |
ガス | 電話・インターネット | 基本的には不要 |
◎入居時の契約手続き
手続き方法 | 立ち会いの有無 | |
---|---|---|
電気 | 電話・インターネット | 不要 |
水道 | 電話・インターネット・郵送・FAX | 不要 |
ガス | 電話・インターネット | 必要 |
大事なポイントとしては、
- 解約をするときには基本的には立ち会い不要
- オートロックの物件に住んでいたり、退去月の利用料金を直接支払ったりするときには解約時にも立ち会いが必要
- アパート・マンションによっては契約する会社が決まっていることもある
- 既存の電気・ガス会社とは異なる会社と契約する場合、早めに会社の検討・決定を!
- 新居でガスを使うには、あなたの立ち会いのもとで開栓作業が発生する
このようなことを知っておいてください。
電気・水道・ガスというのは、一人暮らしをするときに欠かせないライフラインになります。
どれか1つでも手続きを忘れると、ムダに利用料金を支払ったり、新生活に支障が出てきてしまったりすることに・・・。
ですので、引っ越しの2週間〜3日前までに、まとめて手続きを済ませてしまうことをオススメしますよ!